第6戦 オートポリス

ハンディ厳しくも最前列2番手確保

 台風13合の影響が心配されたが、朝のフリー走行は青空の下で始まった。

 現在、#8 ARTA NSX-GTはランキング6位でハンディキャップウェイトは50kgだ。この重さでは車の運動性能に大きな影響が出るが、終盤に差し掛かるこのレースでは何とかポイントを多く獲得して上位陣との差を縮めたい。

 Q1は伊沢拓也選手がアタック。残り時間が6分を切ったところでコースイン。日差しが強く、気温が上がってきた。午前中のセッションとはかなり温度差がある中で伊沢は見事7番手のタイムを叩き出しQ1突破を決めた。

 Q2が始まる頃には気温は少し下がったが、Q1での伊沢のコメントを車に反映し、Q2に挑んだ。野尻智紀選手は集中力を高め1周のタイムアタックに賭けた。セクター1ではライバルとほぼ同じタイムだったが、セクター2は非常に速く、Q2を2番手で終えた。

 明日は大量得点目指してチャンピオンシップを有利に進めたい。

伊沢拓也、野尻智紀、星学文エンジニア
伊沢拓也、野尻智紀、星学文エンジニア

鈴木亜久里監督のコメント

「予選はウェイトハンディの重さやコンディション変化を考えるとよく出来たと思う。レースは何が何でも上位にフィニッシュしたいね。去年はここでポールを獲ったけど、ポジションはズルズルと落としてしまったので、今年は何とか結果につなげたいね」

星学文エンジニアのコメント

「午前の走行は走り出しから少しずつ調整しながらセットを進めました。500クラスの専有走行までには車も少しずつ合ってきたと感じました。全体的に悪い印象は無かったのですが、Q1は路面温度が今日最も高くなった時間帯だったので、タイヤが少し合わなかった印象を受けました。Q2は気温が下がったのもあって、野尻が2番手のタイムを出してきてくれました。もう少し改善出来るところもあったので、明日のレースに向けてセットを見直して戦略を考えたいです」

野尻智紀選手のコメント

「明日はレースを戦うのに難しいコンディションになりそうなので、フロントローに並べた事は意味があることだと思います。明日の天候が雨でも晴れでもうまくいくように今からまた皆でミーティングして準備したいと思います」

伊沢拓也選手のコメント

「なんとかQ1は突破出来たのですが、満足出来る内容ではありませんでした。そこからQ2に向けてアジャストして、野尻がタイムを出してきてくれたので、明日は大量得点目指して頑張ります」

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