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スーパーGT ニュース

投稿日: 2019.09.24 10:56

ホンダ 2019スーパーGT第7戦SUGO レースレポート

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スーパーGT | ホンダ 2019スーパーGT第7戦SUGO レースレポート

 スタートを担当したカーティケヤンは天候回復も想定してハードスペックのウエットタイヤでスタート。その後の路面悪化に苦しみスピンを喫したものの、大きく順位を落とすことなく走行を続行。27周終了時点で早めのドライバー交代のためピットインしました。

 悪化した路面に合わせてソフトスペックのウエットタイヤを装着した牧野は、ハイペースで追い上げにかかりました。すると38周目、コースオフ車両を処理するためセーフティカーが導入され同一周回を走る上位車両の間隔は一気に縮まりました。この段階で9番手だった牧野は44周目の再スタート以降オーバーテイクを重ね、55周目には2番手へ進出しました。

 レース終盤、雨は弱まりましたが路面コンディションは大きく変わらず、レースはそのままフィニッシュを迎えて、#64 Modulo Epson NSX-GT(ナレイン・カーティケヤン/牧野任祐)は2位でチェッカーフラッグを受け表彰台に上がりました。また、GT300クラスに出走した#55 ARTA NSX GT3(高木真一/福住仁嶺)はクラス優勝を遂げました。

■コメント

●ナレイン・カーティケヤン(2位)

「そんなに悪いコンディションではないと判断してタイヤを選びスタートしましたが、レースが始まってみると思ったより雨の量が多くて厳しい状況になってしまいました。ペースが上がらずスピンもしてしまいましたが、大きく順位を落とすこともなくここまで取り戻せてうれしく思っています」

●牧野任祐選手(2位)

「早い段階でドライバー交代をして、その段階ではまだ路面が乾いている場所もあってコースイン直後はタイヤがオーバーヒート気味になりましたがセーフティカーが入ってくれたおかげでタイヤを冷ますことができ、その後雨量が多くなっていい方向に天候が動いて味方をしてくれました。できることは全部した結果だったと思います」

●中嶋悟 Modulo Epson NSX-GT監督

「予選から2人ともがんばってくれて、いいポジションにつけました。本番はこういう天気なので難しくて、ナレインには固い方のタイヤでスタートしてもらって、ちょっとかわいそうなことをしました。でも苦しみながらもちゃんと戻ってきてくれたのでよくやってくれました」

「後は早めに交代してコンディションに合うタイヤで牧野に乗ってもらえましたし、セーフティカーで前との間隔も縮まったりして、我々にはうまく運びました。いろいろなことがかみ合い始めてチームが上向いてきているように感じます」

RAYBRIG NSX-GT(左)とKEIHIN NSX-GT(右)
RAYBRIG NSX-GT(左)とKEIHIN NSX-GT(右)

●佐伯昌浩 株式会社本田技術研究所 Honda GT プロジェクトリーダー

「ここSUGOはNSXが得意なサーキットで、予選では力強い走りでフロントロウを独占することができました。コースレコードも出して、速さに関しては充分手応えを得ました。決勝レースでは気温や雨など難しいコンディションになったなか、持ち込みタイヤをうまく使えたクルマが上位に入るという展開になりました」

「64号車はうまくタイヤを使って予選順位から大幅にジャンプアップして表彰台に上がってくれました。最終戦あるいは来シーズンに向けて、コンディションの変化に対する対応力が必要だなと感じています」

「チャンピオン争いからは脱落してしまいましたが、最終戦では“速い”NSX-GTをご覧に入れますので応援をよろしくお願いします」


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