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スーパーGT ニュース

投稿日: 2019.11.04 01:15
更新日: 2019.11.06 20:52

ARTA NSX-GT 2019スーパーGT第8戦もてぎ 決勝レポート

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スーパーGT | ARTA NSX-GT 2019スーパーGT第8戦もてぎ 決勝レポート

第8戦 ツインリンクもてぎ
 
GT500 決勝レポート

チーム一丸となった走りで表彰台も見えたが、トラブルで結果残せず

 レース前のウォームアップ走行で決勝のセット確認を行った。バランスは非常に良く、レースで上位を狙える手応えをチームは得ていた。

 スタートドライバーは伊沢拓也選手。伊沢は8番手からクリーンスタートを切って53周のレースをスタートした。車のバランスは良さそうで2周目にはひとつポジションを上げていた。トップグループを遜色ないタイムで周回を重ねるが、他のチームもペースは良く接戦でレースは展開していった。19周目から他チームのルーティンのピットインが始まり、伊沢も20周目にピットに入り野尻智紀選手に交代した。

 野尻は順位を落とす事なく、7番手でコースに復帰。他のチームのピットインの合間に野尻は順位を上げ、25周目には4番手を走行していた。その後の野尻のペースは良くて、次第にトップグループに追いついていった。300クラスの周回遅れもあり、2位争いの背後まで迫り、表彰台の可能性も見えてきた。

 しかし、39周目に野尻は無線で不調を訴えてきた。シフトシステムのトラブルだった。何とかピットまで辿りつき、修理を行った。この時点でもうポイント圏内を狙う事は不可能だったが、タイヤを履き替え、伊沢にドライバーを交代し、最後まで走り切った。トップを狙えそうなペースだったので非常に悔しい結果となってしまったが、チーム、ドライバーの力量を証明出来るレースだった。

ARTA NSX-GT
ARTA NSX-GT

鈴木亜久里監督のコメント

「8番手からのスタートだったけど、ピット作業もノーミスでトップ争いのところまできて、ドライバーは2人とも良い仕事をしてくれたのに、メカニカルトラブルで2人の足を引っ張ってしまって残念な思いをさせてしまった。300クラスは2人ともメカニック達も良い仕事をしてくれたし、K-TuneやLEONも良いライバルとしていいレースが出来たのは良かった。どこがチャンピオンになってもおかしくなかったので、その中でチャンピオンを獲れたのは良かったと思っています。今年も1年間ご支援、ご声援下さったファンの皆さま、協賛企業の皆さまに厚く御礼申し上げます。来年もどうぞ宜しくお願いします」

星学文エンジニアのコメント

「ウォームアップのペースもレースペースも2人とも良かったですし、戦略も上手くいったのでトラブルが無ければ少なくとも4位でフィニッシュ出来ると考えると悔しいですね。MRの車では上手く戦えていましたが、来年は車もFRに変わるのでMRと同じようにパフォーマンスを良く戦えるように頑張ります」

野尻智紀選手のコメント

「今年最後のレースということで自分が持てる力を100%発揮してその中で最後表彰台が見えるところを走っていたので表彰台を勝ち取りたかったですけど、今回のトラブルは仕方ない部分もあるので、誰かを責めるというわけではなく、今シーズンの締めくくりとして表彰台に立ちたかったです。今シーズンは昨シーズンほどインパクトを残すような結果を残せませんでしたが、どんな時でも応援して下さった全ての皆さまからのご声援が力になりました。今年の内容は決して悪いものではなかったので、良い流れを来年につなげて行きたいと思います」

伊沢拓也選手のコメント

「車に速さがあって、第1スティントも第2スティントも速く走れていましたし、戦略も良かったので、あのまま走れていれば良い結果を得られたと思っています。トラブルに見舞われたのは残念です。トラブルが起こるまでは非常に良いレースをお見せする事が出来たと思うので、それは良かったと思っています。今年も応援して下さったファンの皆さま、ご支援下さった協賛企業の皆さまには感謝します。今年も1年ありがとうございました」


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