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スーパーGT ニュース

投稿日: 2020.07.19 21:23
更新日: 2020.08.02 13:31

ARTA 2020スーパーGT開幕戦富士 GT500予選・決勝レポート

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スーパーGT | ARTA 2020スーパーGT開幕戦富士 GT500予選・決勝レポート

第1戦 富士スピードウェイ
GT500 予選レポート

野尻、福住のベストコンビでまずは予選2位から優勝を目指す

 4月に開幕する予定だったSUPER GTだが、今年猛威を振るっている新型コロナウイルスの影響により3ヶ月遅れでようやく開幕戦を迎える事になった。感染拡大防止の為に無観客でレースが行われる事になってしまったのは非常に残念だ。予選が始まってみて、やはりお客様にサーキットに来て見てもらってSUPER GTというレースが完成するのだと感じた。しかし、J Sportsで中継を見て下さっているお客様には面白いレースをお見せするので今年のARTAに期待して欲しい。

 今年のドライバーだが、昨年に引き続き野尻智紀、そしてその相棒は、昨年ルーキーイヤーながらGT300のチャンピオンに輝いた福住仁嶺だ。2人のコンビネーションはよく、最速の組み合わせと囁かれるほどだ。

ARTA 2020スーパーGT開幕戦富士 GT500レースレポート

 今年からGT500車両はリニューアルされ、NSX-GTは今までミッドシップエンジンだったが、他メーカーと同じフロントシップエンジンに変更される事になった。2010-2013年まで走らせていたHSV-010でフロントシップは経験しているがNSXがフロントシップになるのはこれが初めてだ。

 今回は予選、決勝が日曜日に行われる事になり、土曜日の午後にフリー走行が行われた。テストから好調なARTA NSX-GTはフリー走行を2番手で終えた。トップとの差は僅差で手応え十分なパフォーマンスを見せた。

ARTA 2020スーパーGT開幕戦富士 GT500レースレポート

 Q1は福住仁嶺がアタックを担当した。福住はウォームアップを入れたあとアタックへ入っていった。福住はセクタータイムを削り、なんとコースレコードでQ1を1番手で終えた。

 続くQ2は野尻智紀。非常にプレッシャーがかかるQ2となったが、野尻も見事なアタックでトップと0.1秒差の2番手で終えた。フロントローからのスタートで優勝を狙う。

鈴木亜久里監督のコメント
「ようやく開幕する事が出来て、SUPER GTファンの皆さまにようやくレースを見てもらえる事になって嬉しいです。但し、無観客レースなので、早くサーキットに来てもらってお客さんの前でレースがしたいね。まだ感染の恐れがあるので、自分たちは精一杯感染予防、防止策に取り組んで行きたいですね。8号車は車のバランスがとても良いので、コンディションの変化にうまく対応しながら戦っていければ良い結果を得られると思っています。2人ともコースレコードを出してくれて速さはあると思うので、トラブルに巻き込まれないように戦っていきたいね。期待していて下さい」

ライアン・ディングル エンジニアのコメント
「Q1はコースレコードタイムを出せるほど速い車だったのでとても良かったです。Q2はポールポジションを獲れなかったのでとても悔しい気持ちです。レースは路面温度が上がりそうなので、ウォームアップ走行で様子を見ながらセットを決めていきたいと思います。フロントローなので、優勝を目指して頑張りたいです」

野尻智紀選手のコメント
「もちろんポールポジションは狙っていましたが、今僕たちが持っているポテンシャルはうまく引き出せたと思っています。あとはここからレースをどう戦っていくかがとても重要なので決勝まで少ない時間ですが、準備していきたいと思います」

福住仁嶺選手のコメント
「昨日のフリー走行は気になる点もありましたが、車のフィーリングも悪くなくて微調整して予選に挑みました。持ち込んだセットが良かったので、Q1をトップで終える事が出来ました。自分としても満足出来るアタックでしたが、レースはこれからですし、初めてのGT500クラスのレースなので色々と学びながら戦っていきたいと思います」

■ポイント獲得も、ロングのセットアップに課題見える


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