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スーパーGT ニュース

投稿日: 2020.08.11 12:43
更新日: 2020.08.11 12:52

ホンダ 2020スーパーGT第2戦富士 レースレポート

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スーパーGT | ホンダ 2020スーパーGT第2戦富士 レースレポート

 トップに立った段階で塚越は2番手と20秒の差がある独走状態となりました。しかし、2番手の#36 au TOM’S GR Supraが追い上げにかかり間隔はじりじりと縮まって、50周を過ぎてその間隔は14秒にまで縮まりました。しかし塚越もレース終盤に向けてラストスパート、後続を突き放しにかかりました。

 一方後方では、27周終了時点で牧野からマシンを引き継いだ山本が12番手でコースに復帰しましたがその後順位を上げ、野尻が遅れた後、GT500全車がピット作業を終えた段階でNSX-GT勢2番手、全体の7番手となっていました。山本は安定したペースで前をいくライバルを攻め、56周目には6番手に上がるとさらに前をいく#12 カルソニック IMPUL GT-Rに追いすがってチェッカー寸前の65周目に5番手へと順位を上げました。

 トップの塚越は2番手のau TOM’S GR Supraの追撃を振りきることに成功し、独走のまま66周のレースを走りきって優勝のチェッカーフラッグをくぐり抜けました。山本は5位でレースを終えました。なお、GT300クラスではARTA NSX GT3(高木真一/大湯都史樹)が3位入賞を果たしました。

■コメント

佐伯昌浩 株式会社本田技術研究所 Honda GT プロジェクトリーダー
「クラス1のマシンを作って参戦するからには早く成果を出さなければならないと思っていましたが、もっと接近戦になると予想していた第2戦で独走優勝することができて安心しました」

「新型コロナウイルス感染拡大の影響でテストの機会も充分に取れないまま開幕を迎えましたが、みんなで速いNSXを作ろうと努力した結果が出たのだと思います。ですが、今回ですべて課題をつぶせたわけではないと思っています。次戦が開催される鈴鹿サーキットに向けてはドライバビリティを上げる方向でセットアップを追求し臨みます」

KEIHIN NSX-GT(塚越広大/ベルトラン・バゲット)
KEIHIN NSX-GT(塚越広大/ベルトラン・バゲット)

塚越広大(優勝)
「前半、バゲット選手がいい走りをしてくれてパーフェクトな状態で引き継ぐことができました。ただ、僕のスティントはあまりうまくいかず、前半マシンのコントロールに苦労することになりました」

「後半ようやく自分のペースに乗れましたが、後方からどんどん追い上げてくるのが分かっていたので最後まで油断できず集中していたせいで、チェッカーを受けたことすら何度も確認しなければならないほどでした」

ベルトラン・バゲット(優勝)
「気分は最高です。ですが決してイージーなレースではありませんでした。ここまでなかなかよいセッティングが見つからず苦労しましたが、昨日ようやくこれでいけるのではないかと見通しがついたのです」

「スタートでは一気に前にいきたかったのですが、相手もいいスタートをしたので前へ出られるチャンスを待たなければなりませんでした。次戦の鈴鹿サーキットは、僕たちのクルマと相性がいいと思うので楽しみです」


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