更新日: 2020.12.01 21:29
K2 R&D LEON RACING 2020スーパーGT第8戦富士 レースレポート
今回も決勝レースのスタート担当に、黒澤監督は菅波選手を起用。LEON PYRAMID AMGは5番手からスタートを切り、オープニングラップで1台、2周目にもう1台の先行を許したものの、これはタイヤコントロールしていたため。菅波選手はコンスタントに周回を重ね、ミニマムの周回、19周目にピットイン。給油と蒲生選手への交代だけを行い、22.3秒という極めて短い時間のロスだけで、LEON PYRAMID AMGをコースに送り出した。
同じ頃、ピットインを行なったチームの中では、もちろん最上位でその後、ピットに入るチームがあるたび順位は上がっていく。しかし、トップを走行していたチームもタイヤ無交換としたため、レースが完全に落ち着くと蒲生選手は2番手に。
ただし、そのポジションであればタイトルを獲得することができたものの、問題はライバルの動向だ。後方から近づいてきた車両こそ、ランキングトップのチーム。あとひとつ順位を上げられただけで、逆転はかなわなくなる。
しかし、ポイントリーダーは51周目に3番手に浮上し、その勢いで55周目にはLEON PYRAMID AMGをもパスし、さらに蒲生選手は次の周に4番手に後退。そのままのポジションでゴールした結果、ランキングは3位に終わることに……。
とはいえ、このレースはチームが最も目指していたところの「ミスのないレース」でもあった。悔しさの一方で、達成感もピットの中にはあったのは紛れもない事実である。来季のリベンジにご期待いただきたい。
黒澤治樹監督
「チームとしてやれることは、すべてやりましたし、ブリヂストンさんが持ってきてくれたタイヤの中で合わせ込みましたが、力及ばずという感じでした。今のBoPのなかで自分たちにできることは、ミスなく戦うこと」
「じゃあ、ミスがなかったかというと年間1回か2回、そのレースが命取りになって、結果として響いている……。とはいえ、今回のレースはミスなく戦えたし、うまくいったレースだと思っています」
「応援してくれた皆さん、サポートしてくれた各社、スポンサーの方々、皆さんの存在があってレースができるので、皆さんの応援や声援に感謝したいと思います。1年間、ありがとうございました」
蒲生尚弥選手
「もう少し気温が上がってくれれば、僕らに有利だったんですけど……。でも、やれることはやったので、悔いはないです。今シーズン、コロナ禍という大変な状況のなか、応援してくれた皆さん、ありがとうございました」
菅波冬悟選手
「チャンピオンを獲れる実力に及ばなかったところはいろいろあるので、ドライバーとしてまた成長できるように、また、もっとできるはずだと思って、これからも頑張ります。1年間、応援ありがとうございました」
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