そこからコンスタントにいいペースを保った19号車は、全車がピット作業を終えてポジションが安定した段階で3番手に浮上。
前をいく2台を激しく追い詰めていきました。最終的にトップ争いには届きませんでしたが、3位キープでチェッカーを受け、関口雄飛は自身の連続入賞記録を18戦に伸ばし、2016年シーズン最後のレースを表彰台で飾りました。
最終的なシリーズランキング4位は、チームにとってGT500クラス参戦以来、最上位のリザルトとなりました。
■関口雄飛のコメント
「今週末のレースは、不安定な天候も含め、タフな戦いとなりました。金曜日に雨が降ってしまったために、週末のセットアップを進めるのは不可能だったので、来年のウェットタイヤのテストだと割り切って有効に時間を使いました。
土曜日の予選では、走り始めからマシンのバランスは悪くなかったのですが、路面コンディションの変化とタイヤのコンディションを考えながら、2セット目のタイヤもレインでアタックに行きました。
遅いマシンに引っかかってしまったこともあり、予選順位こそ8番手でしたがマシンの手応えはあったので、決勝レースには自信を持って臨めました。
レースはスタートからアグレッシブに攻めてポジションをアップし、優勝狙いでプッシュしていたのですが、4番手争いに時間がかかってしまったために、少しタイヤを酷使してしまい、タイヤ無交換作戦で後半を担当した国本雄資選手にはすこし厳しい状態となってしまったかも知れませんが、トラブルもミスもなく、8番手から5位でゴールできたのは良かったです。
日曜日は朝から晴れてくれたので、予選で国本雄資選手が4番手というポジションを確保してくれ、自分のほうも上位を目指してプッシュできました。
結果3位表彰台という形でシーズンを締めくくれましたし、18戦連続入賞という記録も更新できたので納得できるレースでした。
今シーズンはほとんどのレースで予選より上の順位でゴールすることができ、チーム全体の総合力が高まったことを実感しています。
今年1年間を通じてのランキング4位は正直、悔しいですが、昨年、一昨年に比べると良いシーズンになったと思います。今シーズンは本当にファンの皆様からのご声援、応援が心強く感じました。
ファンの皆様に感謝するとともに、1年間を共に戦ってくれたLEXUS TEAM WedsSport BANDOHのチームスタッフ、TRD、ヨコハマタイヤ、そしてスポンサーの方々のご協力なくしてはこの結果は得られなかったことを心に刻んで、来年に向けてのトレーニングを開始したいと思います。
来年は開幕戦から優勝を狙い、チャンピオン争いができるように頑張ります。1年間、応援ありがとうございました」