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スーパーGT ニュース

投稿日: 2021.05.04 10:55

K-tunes RACING 2021スーパーGT第1戦富士 予選レポート

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スーパーGT | K-tunes RACING 2021スーパーGT第1戦富士 予選レポート

K-tunes RACING
SUPER GT 2021 第2戦 予選
富士スピードウェイ

苦手な富士での名誉挽回なるか? 予選13番手からの上位入賞を狙う

 第2戦の舞台は富士スピードウェイ。例年ゴールデンウィークに行われてきた500kmレースが、2年ぶりに復活したわけです。通常の300kmの1.6倍の距離を走る、シーズン最長のレースとなっています。

 開幕戦を6位入賞という、幸先の良いスタートを切ったK-tunes Racingですが、富士スピードウェイは実は得意なコースではありません。それはLEXUS RC F GT3の特性がマッチしていないためで、ターボエンジンの強力なパワーを持たず、GT300マシン(旧JAF-GT)のように軽量でもない。

 チャンピオン争いを展開していたシーズンでも、富士スピードウェイでは常に苦戦してきたのです。逆にいえば、そういうコースだからこそ、データやノウハウ、細部まで仕上げる技術といった、チームの総合力に突破口を見いだしたいところです。

 今回もまた、阪口晴南選手はGT500クラスの#37 KeePer TOM’Sに乗るため、平良響選手が新田守男選手とコンビを組みます。500kmという距離は平良響選手にとって初めての経験になります。

 予選を前にした公式練習では、9番手のタイムをマーク。3月に行われた公式テストでも、2番手となるなど、アタックラップでの速さは十分。そういう意味では、予選は十分な期待が持てる予想が可能でした。

 予選Q1は新田守男選手が担当しました。2周かけてタイヤをしっかりと温めてからアタックに入りました。最初のアタックは1分36秒925。さらにタイムアップを狙い、そのまま2回目のアタックに向い1分36秒813をマークしましたが、走路外走行のペナルティを受けて、タイム抹消。それでも7番手でQ2進出を果たしました。

 平良響選手が担った予選Q2では、新田守男選手からのフィードバックによってマシンのセッティングを微調整。より上位のポジションを狙いました。しかし最初のアタックは1分37秒301、2回目のアタックで1分36秒871までタイムを上げましたが、13番手ということになりました。

 影山正彦チーム監督は「マシンとの相性が良くないコースにも関わらず、チームワークで予選Q2へと進むことができました。明日は500kmという長いレースになるので、ドライバーもチームも、ミスなく淡々とレースを戦っていけば、十分にポイントが狙えるレースになると思います」とコメントしてくれた。

 500kmという距離だけに、通常とは異なり2度のドライバー交代をすることになります。その長い距離を安定した速いペースを維持できることが、レース結果を大きく左右することになります。決勝レースは5月4日(火)14時30分スタート予定です。

■コメント
新田守男

「ちょっと思いの外、路面温度が低かったので、本来のグリップが出ていませんでした。マシンのセッティングも少し外してしまっていて、アタックラップでタイムロスしてしまいました。明日は表彰台を目指します」

平良響

「タイヤが温まりにくいのが判っていたので、しっかり温めて1発でアタックを決めようと思っていたんですが、ミスをしてしまい、もう一度アタックすることになったんですが、タイムは伸びなかったですね」

2021スーパーGT第2戦富士 K-tunes RC F GT3(新田守男/平良響)
2021スーパーGT第2戦富士 K-tunes RC F GT3(新田守男/平良響)


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