レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

スーパーGT ニュース

投稿日: 2021.10.28 13:59
更新日: 2021.10.28 14:04

K2 R&D LEON RACING 2021スーパーGT第6戦オートポリス レースレポート

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


スーパーGT | K2 R&D LEON RACING 2021スーパーGT第6戦オートポリス レースレポート

22021 AUTOBACS SUPER GT
Round.6 IN AUTOPOLIS 300km RACE

2年ぶりのオートポリスで、75kg積んでなお8位入賞果たす!

公式練習 10/23(土)9:15~
天候:晴れ 路面:ドライ
気温:10度 路面温度:16度

 シリーズ第6戦は九州のオートポリスが舞台。昨年はコロナ禍でスーパーGTは開催サーキットが限定されたため、2年ぶりのレースとなった。

 黒澤治樹監督が指揮を執り、蒲生尚弥選手と菅波冬悟選手の駆る、LEON PYRAMID AMGはサクセスウェイト75kgと、引き続き厳しき状況にはあったが、持ち込みのセットがマッチし、公式練習では順調に周回を重ねていく。低い温度にマッチするタイヤの選定は、普段以上に入念に行われたことから、セッションのベストタイムとなる1分44秒733が記録されたのは、折り返しも過ぎたタイミングだったが、その後は菅波選手のドライブで決勝重視のセットが詰められていく。それまでも2回、さらに専有走行が始まって間もなく、3回目の赤旗中断があったため、メニューを完璧にこなすことはできなかったが、菅波選手も1分45秒831を記すまでに。

 18番手ではあったが、「予選で前に行かないとレースを組み立てられないので、それを目標に頑張っていきます」と黒澤監督。

公式予選 10/23(土)Q1/14:13~ Q2/14:48~

天候:晴れ 路面:ドライ
気温:14度 路面温度:26度

 予選も公式練習同様、秋晴れの恵まれたコンディションの中で行われることとなった。

 Q1担当に、黒澤監督は蒲生選手を指名。B組で挑んだK2 R&D LEON RACINGは、ライバルの多くが計測3周目からアタックを開始したのに対し、蒲生選手は1周早くアタック。1分43秒580で、その時点のトップに立つ。あとはライバルの動向次第。結果、しっかり7番手に踏み留まって、Q1突破を果たすこととなった。

 続いてQ2に臨んだ菅波選手は、蒲生選手からのインフォメーションを受け、同様に計測2周目にアタックを行うと1分43秒112と、さらにタイムを更新し、4番手につけるまでに。厳しいサクセスウェイトを完璧に克服した格好だ。

「みんなQ1を通ろうと必死だから、そこを通ればチャンスだと思っていました。公式練習で赤旗が3回も出た影響で、僕はニュータイヤを使えていなかったんですが、うまく合わせられて良かった」と、菅波選手は満足そうに語っていた。

2021スーパーGT第6戦オートポリス LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟)
2021スーパーGT第6戦オートポリス LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟)

決勝レース 10/24(日)13:30~

天候:晴れ 路面:ドライ
気温:16度 路面温度:19度

 トークショーやドライバーアピアランスなど、イベントが行われている最中のオートポリスは、雲が上空を覆って、どんよりとした天気だったが、決勝レースのスタート進行が始まる頃には、雲の切れ間から陽が差すようになって、気温は16度、路面温度は19度となっていた。

 今回も黒澤監督は、スタート担当に菅波選手を指名。

 スタートダッシュも鋭く、アグレッシブな走りでポジションアップを狙った菅波選手ではあったが、まずは予選順位どおり4番手でレースを開始した。

 その後のペースも良く、後続は早々に引き離していた菅波選手ながら、8周目と17周目にGT300クラスでアクシデントが発生。その都度セーフティカーが導入される。

 特に2回目の先導は5周にも及び、ドライバー交代も可能な周回に達したこともあり、24周目にLEON PYRAMID AMGをピットに入れ、もちろんタイヤは交換して蒲生選手をコースに送り出す。

 ほぼ同じタイミングで、ピットに入ったチームの中では3番手でレースを折り返していたが、あとはドライバー交代を伸ばした上位チームがどう出るか。

 全車ピット作業を終えると、7番手であったばかりか、その後はライバル達のペースについていけず、1台の先行を許し、最終的には8位でフィニッシュとなった。

 しかし、75kgもサクセスウェイトを積んでなお、3ポイントを獲得。ランキングこそ8位のままながら、次回のレースはLEON PYRAMID AMGにとって相性抜群のツインリンクもてぎが舞台。

 第7戦として2週間後の11月6〜7日に行われるレースに、逆襲の一発が期待される。

黒澤治樹監督
「ポイントは獲れたけど、レースペースが悪すぎでしたね。ドライバーは、かなりつらい状況だったんじゃないかな。周りが48秒で走っているのに、うちは50秒だったから。厳しいね、またポイント差開いちゃったので。でもやるしかない。あと2回、大量得点獲得できるように頑張ります」

蒲生尚弥選手
「かなりしんどかったですけど、しっかりポイントが獲れたので良かったです。最大の勝負どころは次戦のもてぎだと思っているので、ウェイトもそんなに積まずに済んだからには、絶対に頑張ります」

菅波冬悟選手
「予選の順位と前半スティントのペースからすると、もっと前でゴールしたかったっていうのはあります。後半はペースを上げられず、つらい状況だったと思いますが、しかっり、ポイントが獲れたのは良かったです。この後はもてぎと富士ですけど、そのふたつはウェイトも軽くなっていきますし、絶対に勝てるように頑張ります」

2021スーパーGT第6戦オートポリス LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟)
2021スーパーGT第6戦オートポリス LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟)

Official Website:https://www.leon-racing.com/
Facebook:https://www.facebook.com/K2rdleonracing65-2402234869795814/
Instagram:leonracing.official


関連のニュース