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スーパーGT ニュース

投稿日: 2021.11.30 11:46
更新日: 2021.11.30 16:53

K-tunes Racing 2021スーパーGT第8戦富士 決勝レポート

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スーパーGT | K-tunes Racing 2021スーパーGT第8戦富士 決勝レポート

SUPER GT 2021 第8戦決勝 富士

低い気温で速さを出せず。最終戦19位で課題を残した

 AUTOBACS SUPER GT 2021シーズンを締めくくる最終戦、その決勝レースが11月28日(日)、静岡県富士スピードウェイで行われました。

 富士での開催は、例年であれば5月と8月、暑い時期の開催となるものの、昨年、今年は東京オリンピック開催の影響で8月から11月末へとスケジュールが移動していました。11月末という寒い時期、K-tunes Racingは昨年苦い経験をしました。寒くても発熱するソフトタイヤを使い、予選では上位を獲得できたものの、決勝レースではタイヤの磨耗に苦しみ、2度のタイヤ交換を強いられました。その結果、予選4位からスタートしたものの、3周遅れの22位となりました。

 その反省もあり、今年のレースでは耐久性を重視したタイヤをセレクトしました。そのため予選では速さを出せず、19位に終わりました。

 300kmの決勝レースを意識したタイヤ選択で、最後まで安定して走り切る。チームの狙い通りにはなったものの、速さが足りず、追いあげることはできませんでした。

 スタートドライバーは新田守男選手。ペースは良くなかったものの、オープニングラップから少しずつ順位を上げていきました。セーフティカーが入る幸運もあって上位とのタイム差が消滅したり、トラブルで脱落するマシンもありました。他のマシンの早めのドライバー交代もあり、9位になった24周目に阪口晴南選手へ交代。

 しかしピット作業でややタイムロスをしたこともあり、24位まで順位を落としました。その後もペースが苦しく、リタイアするマシンがあったものの、大きく順位を取り戻すことはできませんでした。結局スタートと同じ、19位でチェッカーを受けました。

 影山正彦チーム監督は、「今日はピット作業でミスが出てしまったり、決勝のペースも苦しいレースでした。望んでいたペースで走ることができず、トップから2秒近く遅いと、レースにならないですね。ミスは誰にでもあることで、そこから学ぶこともK-tunes Racingの重要な活動のひとつなので、今後に活かして欲しいですね。

 今シーズンは2位表彰台という結果を出すことができたので、チームとしては一歩前進したと思いますが、まだまだ課題も多く、今日のように苦しいレースもいくつかありました。そのあたりをひとつずつ克服して、チームを進化させていきたいですね」と、シーズンを振り返ってもらった。

 2022年シーズンは、来年4月16日〜17日、K-tunes Racingのホームコースである岡山国際サーキットでの開幕戦を皮切りに、日本国内の6つのサーキットで全8戦が予定されています。

■コメント
新田守男選手

「パフォーマンスが物足りないレースでしたね。いろいろな問題点は見えてきているので、来シーズンはチャンピオン争いができるように、もう一度チームを見直して、一歩一歩対策していきたいと思います」

阪口晴南選手

「去年の2ストップの反省もあって、タイヤ選択をしたわけなんですけど、そもそも速さが足りなくて、厳しいレースでした。上位は冬ということで、圧倒的に速いペースでしたから、差は大きかったですね」

2021スーパーGT第8戦富士 K-tunes RC F GT3(新田守男/阪口晴南)
2021スーパーGT第8戦富士 K-tunes RC F GT3(新田守男/阪口晴南)


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