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スーパーGT ニュース

投稿日: 2022.05.28 19:45
更新日: 2022.05.29 00:47

ARTA NSX GT3 2022スーパーGT第3戦鈴鹿 予選レポート

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スーパーGT | ARTA NSX GT3 2022スーパーGT第3戦鈴鹿 予選レポート

クルマの跳ねを抑えきれず明日は後方から

 午前のフリー走行は常に6番手以内のポジションでタイムも悪くない。しかし、走行中はクルマが少々跳ねるように見えたのが気になったが、バランスは悪く無さそうだ。

 Q1のアタックは武藤英紀選手が担当。今回もQ1は2組に分けられ、#55 ARTA NSX GT3はBグループでの走行だ。気温が午前より上がったものの、武藤選手は入念にタイヤに熱を入れてアタックに入って行った。最初のアタックはQ1を突破できるタイムではなかったので、再度アタックを行った。

 武藤は少し頑張りすぎたのか、130Rでコントロールを失い3回転のスピンを喫してしまう。幸い、クルマやドライバーにダメージは全くなかったが、タイムを更新することはできずBグループの9位となり、Q1通過はならなかった。

 明日は後方からのスタートとなるが、追い上げてポイントを獲得したい。

土屋圭市アドバイザーのコメント

「激しいスピンをしてしまいましたが、ドライバーやクルマが何こともなく、セッションを止めることもなかったのは良かったですが、午前が良かっただけにQ1を突破できなかったのは残念。でも、気持ちを切り替えて明日はポイントを獲得できるように頑張ります」

岡島慎太郎エンジニアのコメント

「午前中は結構ペースも良くて、持ち込んだセットは狙った方向性に持っていけました。これまでの2戦に比べるとパフォーマンスの高い状態で走り出せたと思っています。予選に向けて少しアジャストして、Q1に臨みバランスも良かったのですが、クルマの跳ねの問題なども少しあって、武藤選手にもスピンをさせるようなことになっていたかも知れません。この後、データを見て分析して直したいと思います。決勝のセットも見直して挽回できるように頑張りたいです」

武藤英紀選手のコメント

「予選の走り出しからクルマのバランスは非常に良かったです。もうちょっとタイムが出ている雰囲気はありましたが、周りと比べてタイムアップができていませんでした。もう1周アタックできるチャンスがあったので行ったのですが、130Rで頑張りすぎてしまいスピードを上げて入って行ったらクルマが少し跳ねてしまってスピンしてしまいました」

「あそこまで無理しなくてもQ1突破できるタイムは出せたという印象がありました。しかし、周りのタイムの上り幅が大きかったなぁ、と感じました。明日ですが、タイヤをスピンで傷めてしまったので、交換する場合はピットスタートになってしまうかも知れません。何とか後方からしっかり走り切りたいと思います」

木村偉織選手のコメント

「公式練習でニュータイヤのアタックで予選のタイヤチョイスを担当させてもらいました。タイムもフィーリングも悪くなかったのですが、予想より周りのタイムの上げ幅が大きかったと思いました。僕たちに足りない部分があると思いましたが、そんななかでも武藤さんが懸命にQ1突破を目指して走って下さったのですが、届きませんでした。しかし、開幕から徐々にチームの結束力とドライビングが確実に良い方向へ行っているので、明日の決勝では結果はもちろん重要ですが、しっかりと最後まで走り切りたいと思っています」

2022スーパーGT第3戦鈴鹿 武藤英紀/木村偉織(ARTA NSX GT3)
2022スーパーGT第3戦鈴鹿 武藤英紀/木村偉織(ARTA NSX GT3)


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