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スーパーGT ニュース

投稿日: 2022.11.05 19:12
更新日: 2022.11.06 00:15

ARTA NSX GT3 2022スーパーGT第8戦もてぎ 予選レポート

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スーパーGT | ARTA NSX GT3 2022スーパーGT第8戦もてぎ 予選レポート

第8戦モビリティリゾートもてぎ GT300予選レポート

武藤選手がQ1を3位で、木村選手が見事にポールポジションでコースレコード

 ついに迎えた最終戦。今シーズンは車両トラブルも多く、なかなか思うような結果を残せていなかった。最終戦は何とか良い結果で終われるようにチームは準備万端でサーキット入りした。

 午前のセッションは走り出しからクルマのバランスは良く、順位は9番手だったが、上位を狙える手応えがありそうだ。

 Q1は久しぶりに武藤英紀選手がアタックを行った。武藤選手はAグループで見事3番手のタイムを叩き出し、木村偉織選手につないだ。

 Q2は木村選手がタイヤを暖めてアタックに入るタイミングで他車が最終コーナー立ち上がりでクラッシュ。ここで赤旗中断となってしまう。一度、熱を入れたタイヤで良いタイムを出すのは難しいと言われているが、木村選手は見事なアタックで、コースレコードを記録してポールポジションを獲得した。

 今シーズンは予選で苦戦してきたが、ふたりのドライバーは見事なアタックを披露した。明日が肝心なので、今シーズン最後のレースを勝って締めくくりたい。

土屋圭市アドバイザーのコメント

「最後の最後でポール獲ってコースレコードっていうのは嬉しいね。武藤がQ1でしっかりタイムを出してくれたのも大きいね。偉織が速いのは分かっていたのだけど、ここにきて強さとか上手さが身について、この1年で凄く成長したと思う。明日は行くだけ行かせます」

岡島慎太郎エンジニアのコメント

「今日の走り出しはバランスが取れていない部分があったのですが、セッション中に改善することができました。FPは9番手でしたが、悲観するような結果ではなかったと思います。今回の予選は武藤さんにQ1をお願いしました。クルマのパフォーマンスを出し切ってくれて3番手でQ2に進めることができました。偉織はコースレコードを塗り替える走りでポールポジションを獲得してくれました。偉織も武藤さんのフィードバックを聞いて自分なりにドライビングもアジャストしてくれたと思いますし、何より良かったのはQ2で他車のアクシデントで赤旗中断になったにも関わらず、ルーキーの偉織はしっかりとタイムを出してくれたので、彼に助けられた部分もあると思います。明日はポールスタートなので、戦略的にはいろいろなパターンは考えているものの、逃げ切って優勝できるように頑張りたいです」

武藤英紀選手のコメント

「悪くないアタックだったと思います。クルマの状態も非常に良かったし、Q2に向けてクルマの方向性も示せたのも良かったと思っています。Q2の木村は神がかったアタックでしたし、赤旗後は自分達にとってはタイヤに熱を入れるのが難しかったのですが、ピットで待機している間も余熱のお陰でタイヤの温度が下がりにくかったので、それは我々にとっては良い流れになったのだと思います。チームも本当に素晴らしいクルマを用意してくれて、最終戦でポールを獲れて本当に嬉しいです。明日は前に誰もいないですし、決勝のシミュレーションは悪くないので、良い結果を出せると思います。精一杯やります」

木村偉織選手のコメント

「ARTAの一員としてここに居て、ポールを獲れて凄く嬉しいですし、さらにコースレコードも獲れて長くARTAの名前も残せて少しではありますが、チームに貢献できたと思っています。明日は前からのスタートでぶっちぎって優勝したいです」

2022スーパーGT第8戦もてぎ 木村偉織/武藤英紀(ARTA NSX GT3)
2022スーパーGT第8戦もてぎ 木村偉織/武藤英紀(ARTA NSX GT3)


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