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モタスポブログ

2016.05.28

Shots!──熱田カメラマンのモナコ、木曜日と金曜日。第1回、ホンダへの質問。


モタスポブログ | Shots!──熱田カメラマンのモナコ、木曜日と金曜日。第1回、ホンダへの質問。

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モナコ初日。やっぱり、レッドブルのリカルド選手が速かったですね。トップタイム!

ルノーのパワーユニットが良くなったこともあるし、もともとシャシー性能が良いわけだし、何よりリカルド選手の腕がいいしね。このまま、速さを維持して、メルセデスと勝負してほしいっす!

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前回のスペインで衝撃的な勝ちっぷりで、もう大人気になってしまった、フェルスタッペン選手。ピットの前には、カメラマン大集合でした。そして、モナコ仕様のスペシャルヘルメット。ピカピカ鏡面!

Shots

我らがアロンソ選手もピカピカ鏡面仕様ヘルメット! しかし、アロンソ選手12位、バトン選手10位。ちょっと残念だけれど、まあ、初日だし……。

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近いっす!
でも、これがあるから、燃えるのです!!
モナコ!!!

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ゲルハルト・ベルガーさんとボッタス選手。
ウイリアムズは、14位と16位。苦しんでますね。

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最終コーナーで撮っていたら、マグヌッセン選手が壁にドン……歩いていたので、看板と絡めてみました(笑)

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最終コーナーも近いのです。風圧がブワッときます。その風圧に負けるもんかって思うと、自然と気合が入ってくるんだよね!

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GP2の松下選手は、フリープラクティスでミスしてしまってクラッシュ。そして、ほぼぶっつけ本番で予選。金曜のレース1は12位からのスタートで9位。前のドライバーのペナルティがあって、土曜のレース2は、ポールスタートに。期待が持てます!

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「よしっ、長谷川さんに聞いてみよう!」の第1回です。

たくさんの質問を送っていただき、本当にありがとうございます!
感謝感激です。今回採用にならなかった方、懲りずにメール送ってくださいね!

 

質問:今シーズン、マクラーレン・ホンダの得意サーキットはどこだと思いますか?(山形県・川田健児さん)

「いまのところ、やはりテクニカルサーキットのほうが成績がいいと思いますので、ハンガリー、シンガポールですかね……。でも当然、エンジンパワーも上げていきたいと思っていますので、他のサーキットでも期待してください!」

 

質問:いろいろな国のスタッフと仕事をする上で一番気を遣うのは、どういったシーンですか?(埼玉県・花梨さん)

「やはり言葉ですね。とくに複数スタッフがいて日本人が入っていると、つい日本語で話してしまうので、海外のスタッフがいるときには英語で話すというのを一番気をつけています」

──じゃあ、ホンダの日本人スタッフの英語能力は大丈夫なんでしょうか?

「いや実は、そこが一番難しいんですね(笑)。英語で話すと日本人スタッフに通じなくなってしまうこともあるわけです……。だから、英語で話さなきゃ、でも日本人スタッフにもわかるようにしなければというところで一番気を遣いますね」

 

質問:そもそも昨年のパワーユニットは何がダメだったのでしょうか? 致命的な欠陥を抱えていたのか、いまだから話せることがあれば教えてください。(千葉県・大沢健介さん)

「要は、信頼性と出力がなかったということですね、それに尽きます」

──昨年ダメだったところは、もう改善できているということなんでしょうか?

「いや、まだ1番にはなっていないので、まだまだ良くしなければいけないですけれど、明らかに良くはなっていますね。信頼性のことを言えば、昨年トラブルを解決していけたことが今年につながっているわけですからね。逆に、昨年のトラブルなしには、今年の結果はありえないと思っています」

──まあ、その、いきなり一足飛びには良くはならないですよね。今年に入ってからもトラブルが出ていますけれど、そのトラブルの解決は済んでいるんでしょうか?

「パワーユニットを進化させていく過程で部品は同じものを使い続けているわけではないんです。たとえば出力を上げていくとすると、エンジンブロックに負荷がかかるとか新たな問題が起きてくるわけです、そういう意味では、まだまだですね。そもそもレースというのはパフォーマンスアップと信頼性という両輪を、ずっと追いかけていくものですからね……だから、まだまだです」

──F1で多くのドライバーと仕事をしてきたと思うのですが、一番印象に残っているのは誰ですか?

「佐藤琢磨選手ですね。同じ日本人ということもありますが、非常にアグレッシブで才能もあって、ホンダスタッフとも溶け込んでいたので非常に印象が強く残っています」

──では、現役のバトン選手とアロンソ選手で、パワーユニットに対しての要求は差があるんですか?

「そんなにないです。言い方とか、頻度の差はありますけど。バトン選手のほうが優しい言い回しで、アロンソ選手のほうがアグレッシブだったりしますね。でも、ミーティングなどでの話し合いということになると、ふたりとも変わらず熱いですよ! 過去を含めて『パフォーマンスは、これでいいや』っていうようなドライバーには会ったことがないですね(笑)」

いただいた質問に、なんとなく僕の質問も混ぜて、お聞きしています。

引き続き、どしどし質問を受けつけ中です。採用の方には、ホンダさん提供の直筆サイン入りドライバーズカードを送ります!

送り先は、下記メールアドレスまで。プレゼント希望の場合は「住所」「氏名」「年齢」「性別」を明記の上、ご応募ください。アロンソ選手、バトン選手どちらが送られてくるかは運まかせとなります。プレゼントがいらない場合は質問に「氏名」のみでOKです。掲載時にペンネーム希望の場合は、忘れずに書き添えてください。

f1readers@sans-inc.jp

次回はカナダGP開催週の6月6日(月)の時点で、いったん締め切ります。

お待ちしてます!

 

 

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熱田護(あつた・まもる)1963年生まれ。三重県鈴鹿市出身。東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業。2輪世界GPを転戦し、1991年よりフリーランスとしてF1をはじめとするモータースポーツや市販車の撮影を行う。2016年もF1全戦をカバーする予定。WEB:Mamoru Atsuta Photography


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