開始30分を過ぎたころ、RAYBRIG NSX-GTの伊沢拓也が1分34秒657をマークしタイミングモニターのトップに躍り出た。この日はセッションは一度も中断することなく淡々と進み、この後、ZENT CERUMO LC500の石浦宏明が伊沢のトップタイムに1/1000秒差まで迫るものの上回る車両はなく、2時間半のセッションは16時に終了となった。GT300クラスでは中山が自身のベストタイムを1分43秒916まで縮めてトップを守った。
今回のテストでベストタイムをマークした伊沢は「昨日と今日でいろいろなことを試しましたが、新規定の車両になってからいちばんフィーリング良く走れるテストになりました。今日のベストタイムにも満足しています。特に今日は収穫が多く、ひとつでも前に進んでいると感じられる充実したテストでした」と満足そうな笑顔を見せた。
またGT300でトップの中山は「RC F GT3では初めてのオートポリスでの走行でしたから、タイヤや車両の基本的なことを確認し、データを取ることができました。路面にラバーグリップがのっているわけでもなく、まわりがどんな状態で走っているかも分かりませんが、感じたフィーリングはエンジニアに伝えることができました。今回のデータは次の富士にもつながると思います。そういう意味でも収穫がありました」と今回の自分の仕事を振り返った。
スーパーGT オートポリス タイヤメーカーテスト 4/17〜18タイム
Pos | No | Class | Car | 4/17 | 4/18 AM | 4/18 PM |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 100 | 500 | RAYBRIG NSX-GT | 1'43.783 | 1'35.437 | *1'34.657 |
2 | 38 | 500 | ZENT CERUMO LC500 | 1'43.021 | 1'35.382 | *1'34.658 |
3 | 23 | 500 | MOTUL AUTECH GT-R | 1'45.532 | 1'36.200 | *1'34.921 |
4 | 12 | 500 | カルソニックIMPUL GT-R | 1'43.709 | *1'35.010 | 1'35.369 |
5 | 64 | 500 | Epson Modulo NSX-GT | 1'43.449 | *1'36.779 | 1'36.786 |
6 | 51 | 300 | JMS P.MU LMcorsa RC F GT3 | 1'51.683 | 1'44.864 | *1'43.916 |
7 | 11 | 300 | GAINER TANAX AMG GT3 | 1'50.934 | 1'45.201 | *1'43.920 |
8 | 65 | 300 | LEON CVSTOS AMG | 1'52.032 | 1'45.113 | *1'44.008 |
9 | 61 | 300 | SUBARU BRZ R&D SPORT | 1'50.328 | 1'45.329 | *1'44.523 |
10 | 55 | 300 | ARTA BMW M6 GT3 | 1'51.908 | 1'45.067 | *1'44.603 |
11 | 31 | 300 | TOYOTA PRIUS apr GT | 1'51.999 | 1'45.483 | *1'44.972 |
12 | 10 | 300 | GAINER TANAX triple a GT-R | 1'51.923 | 1'46.309 | *1'45.536 |
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