事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
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レッドブル・ホンダのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、2020年シーズンにマックス・フェルスタッペンとパートナーを組むドライバーの選定について、チームとしてはアブダビGP終了後まで決断しないとオースティンで明らかにした。
マルコは「2020年ドライバーの選定期限をメキシコGP終了後に設定していたのは誤りだった」と認めたうえで、ピエール・ガスリーとダニール・クビアトのメインチーム復帰の可能性についても排除しないと語った。
「現在、我々は3名のドライバーと契約を結んでいる。したがって決断を急ぐ必要はない」
しかし、2019年シーズン途中にレッドブルに昇格してから7戦で68ポイントを挙げているアレクサンダー・アルボンが、開幕からの12レースで63ポイントにとどまったガスリーに2020年のシートを明け渡す理由を見つけることは難しい。
それでも、周知のようにマルコはパドックでも最も予測のつきにくい人間であり、フェルスタッペンの2020年のパートナーにまったく別のドライバーを連れてきてみんなを驚かせることもあるかもしれない。
■不評の2020年ピレリタイヤはもう少し様子見
ピレリの2020年仕様タイヤについては、F1アメリカGPのフリープラクティス初日に2セットずつをテストしたドライバーからは多くの否定的な声が上がった……。
■サーキット・オブ・ジ・アメリカズが冬の間に路面舗装
サーキット・オブ・ジ・アメリカズのコース路面については、少なくとも一定部分の再舗装が冬期期間中に行われる予定で、複数個所にわたるドライバーの生命を危険にさらすほど大きなバンプが解消されることになる。