「テストからの(トップライダーたちとの)隔たりはすべてなくなった。最後は1秒ではなくおよそ10分の1秒ぐらいの差しかなかった」
「これが普通の状態だ。テストでの状態は普通ではなかったのだ」
「我々は良い方向に向かっているのが分かっていた。だから、何も分からないまま始めたわけではない。ただどれ程良くなったのか分からなかった」
「タイヤがもたないだろうと思っていたから、最後は神経質になっていたがね」
ロッシが苦戦してきたのは、昨シーズンに比べて柔らかめのケーシング構造になったミシュランの2017年型フロントタイヤの感触が掴めなかったことに原因があり、それによりコーナーに進入する際のフィーリングとタイミングを失っていたと感じている。
ガルブセラは、ロッシがレース終盤でもタイヤの感触をコントロールしなければならなかったことを認めたが、今後のレースに導入されるとみられる硬めのタイヤがあれば、彼の走行は楽になると考えている。
「バレンティーノのフロントタイヤは柔らかすぎてかなり動いた」とガルブセラ。
「特に最後のほうでは卵の殻の上にでも乗っているように、慎重に走らせなければならなかった」
「アルゼンチン、そしてオースティンでは(ミシュランは)もっと硬いタイヤを持ち込むはずだ。だから、タイヤがより良く動いてくれるだろう」
「次のレースから何が起こるか、とても気になるね」
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