「レースに対しては非常に真面目で、身長も大きいんですが、僕が造ったマシンにそのまま乗るというスタンスでオートポリスに出てもらいました。そういった意味では順応性が高いです」

 ファン・デル・マークは、鈴鹿8耐を見据えてオートポリスで中須賀のセットアップで走ったのだというのだ。

「それであの位置(14位フィニッシュ)はすごい。そういった意味でも流石だなとも思いましたし、8耐に向けては非常にいい流れで来ていると思っています」

「(ファン・デル・マークの)ライダーとしてのレベルはしっかり確認できました。速いライダーは何でも合わせるのが上手なんだなという印象受けましたね」

 もうひとりのチームメイト、SBKライダーのアレックス・ロウズは、昨年の鈴鹿8耐の優勝に貢献したライダーだ。

 7月11~13日に行われた合同テストでは、二日目にチームベストとなる2分8秒39の総合3番手タイムを叩き出しており、その実力を見せつけた。

 今年の鈴鹿8耐には、ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームとしても、中須賀自身としても3連覇がかかっている。優勝すれば、中須賀はカワサキとホンダで1993年から1995年に3連覇を成し遂げた、アーロン・スライト以来の記録を打ち立てることになる。

「今年は鈴鹿8耐40周年記念ですし、ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームとしても3連覇がかかっています。個人の連勝記録としても3連覇は過去にひとりしかいないので、その記録に並ぶためにチーム一丸となって8時間戦っていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします」

 ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームと中須賀の、鈴鹿8耐を制する夏が始まる。

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