天候もコースコンディションも回復したなかで行われた日曜日、朝のウオームアップ走行で津田がマシントラブルによってハイサイドを起こし、転倒を喫する。この転倒が原因で、津田は体にかなりのダメージを負ってしまったという。

 迎えたレース2、津田はフロントロウの3番グリッドからスタート。オープニングラップで8番手にまで順位を落すと、体のダメージの影響もあってそのまま我慢のレースとなる。最終的に津田は6番手にまで順位を上げてチェッカーを受けた。

「朝のフリー走行の転倒の影響で身体が言うことを聞かず、最初の10周くらいはまったくタイムを上げることができませんでした。中盤以降は身体も少しずつ使えるようになって感覚を取り戻せたのですが本来出せるタイムには遠く及びませんでした」と津田はレースを振り返っている。

ヨシムラでの初レースで、表彰台まであと一歩まで詰め寄った渡辺一樹
ヨシムラでの初レースで、表彰台まであと一歩まで詰め寄った渡辺一樹
3位表彰台は渡辺一樹とカワサキの渡辺一馬によって争われた
3位表彰台は渡辺一樹とカワサキの渡辺一馬によって争われた

 前日にマシントラブルにより転倒リタイヤとなった渡辺は、このレースで奮闘を見せた。7番グリッドからスタートした渡辺は徐々にポジションアップ、4周目には3番手にまで順位を上げる。その後終盤まで表彰台圏内を維持していたが、残り3周で背後から迫った渡辺一馬(カワサキ・チームグリーン)にオーバーテイクされ、4位フィニッシュとなった。

「初めてのチーム、初めてのタイヤ、初めてのGSX-R1000Rでレースをこなしてみてすごくいい感触を得ました」と、渡辺はヨシムラで挑んだ初の全日本に手ごたえを感じているようだ。

「ましてや初戦で表彰台争いに絡めたことはシリーズを通して闘ううえで期待できる結果だったのではないかと思います」

「正直、リスクを追って攻めれば抜かれた後にもう一度表彰台争いができたかもしれませんが、まずは結果を持ち帰ること、レースラップをこなしたデータを持ち帰ることに専念し、チームもそれを喜んでくれたので良かったと思っています」

 ヨシムラの全日本開幕戦はやや厳しいものになったとも言えるだろうが、第2戦鈴鹿について、津田は「事前テストではいいデータが取れているので、レースウイーク初日からキッチリ詰めていくことができると思います」とコメントしている。ヨシムラのふたりが鈴鹿サーキットで開幕戦もてぎの雪辱を果たすだろうか。

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