SBK第3戦のスペイン・ラウンドのレース2でデイビスとメランドリが1-3フィニッシュ
レース2
レース2では、デイビスが表彰台の頂点に登壇した。チームメイトのメランドリも、堅実なレース運びで終始トップグループで競り合い、デイビスとともに表彰台に立った。
3列目からスタートしたデイビスは、レース前半はじっくりと様子を伺い、残り5周で首位に立つとそれからは一切後ろを振り返らずにアラゴン通算7勝目、今季2勝目をマークした。メランドリは、ポールポジションからのスタート。常にトップグループでファイトしていたが、最終ラップにリアブレーキ・レバーにトラブルが発生して3位でフィニッシュした。
ジュニア・チームから参戦したルーキーのリナルディは、インディペンデント勢トップとなる7位でチェッカーを受けた。
第3戦終了時点のランキングでは、102ポイントを獲得したデイビスが2位、96ポイントのメランドリは3位となっている。このレースでデビューしたリナルディは17ポイントを獲得して14位にランクされている。
第4戦オランダ・ラウンドは、4月20〜22日にTTサーキット・アッセンで開催される。
レース2のコメント
チャズ・デイビス(Aruba.it Racing – Ducatiスーパーバイク・チーム#7) – 1位
「グリッド8番手からのスタートだったので、苦労して手に入れた優勝だ。スタート前から行けるとは思っていたが、序盤はフィーリングがしっくり来なかった。リアにソフトタイヤを装着したので安定性が高まるはずだったが、リアがホイールスピンしてしまった。そのため強引なことはせず、我慢する戦術で乗り切った。その後は何台かオーバーテイクできて、自分のペースで走れるポジションに出られた。アラゴン通算7勝目を手にできて本当に嬉しい。チーム全員とドゥカティに感謝したい。次週のアッセンも楽しみだ」
マルコ・メランドリ(Aruba.it Racing – Ducatiスーパーバイク・チーム#33) – 3位
「ペースは良かったが、思ったほどアグレッシブになれなかった。オーバーテイクしようとラインを変えると、マシンの挙動が不安定になった。スピードは十分だが、早くこの問題を解決しなければならない。最終ラップでは、リアブレーキ・レバーが効かなくなってしまい、ターン3でクラッシュ寸前になったが、幸運なことに転倒は免れた。最後の周回だったのでなんとか表彰台を獲得することができた。良いリザルトだが、もっと上が狙える。アッセンではそれを実現したい」
マイケル・ルーベン・リナルディ(Aruba.it Racing – Ducatiジュニア・チーム#21) – 7位
「すごいレースだった。トップグループは本当に速い。最後まで食らいつきたかったが、体力が限界になってしまったうえ、タイヤも終わってしまった。だが、デビュー戦で8位、7位というリザルトには満足している。初めてのカテゴリーだったので、良いスタートが切れなかった。アッセンでも進化を続けたい」
セラフィーノ・フォティ(チーム・マネージャー)
「記念すべき日になった。チャズはアラゴンに強いことを証明した。素晴らしいレース展開だった。マルコには100パーセント信頼が置けるマシンを提供できていないが、相応以上の走りを見せてくれた。マイケルはインディペンデント勢最速でフィニッシュしてくれた。アッセンでもこのペースを維持して、ライバルとの差を縮めたい」