パウィは4列目からオランダGP決勝に挑む
長島は無事に手術を終了

Rd.08 オランダGP/TTサーキット・アッセン
2018年6月30日(土)
コンディション: ドライ
気温: 25℃  路面: 42℃

 土曜のオランダGP予選を終え、 1分37秒940を記録したIDEMITSU Honda Team Asiaのカイルール・イダム・パウィは、4列目12番グリッドを獲得しました。

 午前のFP3で、パウィは前日からセットアップとフィーリングの両面で着実に前進を見せ、ラップタイムも0.219秒更新しました。午後の予選でもパウィは高い水準の走りを維持し、Moto2のベストグリッドポジションから明日の決勝レースを迎えます。

 一方、昨日の転倒で左手薬指を負傷した長島哲太は、今朝バルセロナに移動し、デシェウス大学病院でチャビエル・ミル医師の執刀による手術を受けました。2時間の手術は無事に終了し、長島は月曜まで病院に留まって経過観察を受けます。次戦ドイツGPの参戦可否に関しては、7月9日に改めて医師の判断がくだされる予定です。

 明日は、現地時間午前9時10分(日本時間午後4時10分)から20分のウォームアップ走行が行われます。24周で争うオランダGP決勝レースは、午後12時20分(日本時間午後7時20分)にスタートする予定です。

カイルール・イダム・パウィ (12番手 / 1’37.940 / +0.332)

「金曜のセッションから着実に、毎セッションしっかりと積み上げて前進することができています。また、昨日抱えていた切り返しの課題も改善しました。明日のウォームアップでさらに煮詰めて、午後の決勝に備えます。トップとのタイム差がなく、明日は大きなグループでの戦いになると思うので、しっかりと集中力を維持してMoto2のベストリザルト獲得を目指します。また、テツ(長島哲太)の一刻も早い回復を祈っています」

青山博一 チーム監督

「パウィはとてもよくがんばってくれました。トップと0.3秒の僅差で、今年一番の予選になりました。大きなロスをしているポイントもなく、バイクの仕上がりもいいので、決勝レースでは序盤からトップにしっかりとついていき、自己ベストに近いラップタイムを維持すれば、いいレースをできると思います。哲太とは手術後に電話で話し、無事に成功したとの報告を受けました。早期回復を目指し、今は落ち着いて治療に専念をしてもらうことをチーム全員が願っています」

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