前戦マレーシアGPで2位に入賞したアレックス・リンス(スズキ)はランキング5位に浮上。ただし、ランキング6位のヨハン・ザルコ(ヤマハ)は同ポイント。ザルコを先頭としたインディペンデントチームのランキングトップ争いは接戦で、ザルコとランキング7位のカル・クラッチロー(ホンダ)とは1ポイント差、クラッチローとランキング8位のダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)は4ポイント差の接戦となっている。ただし、クラッチローはオーストラリアGPで右足首を骨折、マレーシアGPを欠場。最終戦も欠場することになり、ステファン・ブラドル(ホンダ)が代役を務める。

 アンドレア・イアンノーネ(スズキ)はマレーシアGPで転倒リタイアに終わり、ランキング9位に後退。スズキでのラストレースとなるが、シーズン後半の好調さから今レースでも活躍が期待できる。

 タイGPからマレーシアGPまで4戦の欠場を強いられたホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)はランキング10位まで後退。ロレンソも今レースでドゥカティでのラストレースとなる。得意とするリカルド・トルモでどんな復活を見せるか。

 そして、今レースで現役を退くダニ・ペドロサ(ホンダ)にとってもラストレース。2001年の日本GPでデビューして以来、18年に及んだグランプリライダー生活に終止符を打つ。125ccクラス、250ccクラスでチャンピオンを獲得したペドロサは、MotoGPレジェンドの一員に迎えられることになった。そのセレモニーがバレンシアGPで行われる予定だ。

 ペドロサは今シーズンはここまで表彰台に立っておらず、ランキング11位と苦戦。しかし、リカルド・トルモではMotoGPクラスで通算4勝を記録しているペドロサが得意とするコース。昨年も優勝しており、有終の美を飾ることができるか。

 ルーキー・オブ・ザ・イヤーを、ランキング14位のフランコ・モルビデリ(ホンダ)とランキング16位のハフィス・シャーリン(ヤマハ)が争う。ふたりのポイント差は10ポイントだ。

 中上貴晶(ホンダ)はシャーリンと17ポイント差のランキング20位。ここまでの18戦(イギリスGPは決勝不開催)中9回入賞。ベストグリッドは11番手、ベストリザルトは12位。MotoGPクラス1年目の最終レースでベストリザルト更新なるか。

 イギリスGPで負傷し欠場が続くティト・ラバット(ドゥカティ)は最終戦での復帰はかなわず。ただし、先週、リカルド・トルモで市販のドゥカティ・パニガーレV4で走行しており、最終戦終了後のオフィシャルテストには参加予定だ。アラゴンGP以降、ラバットの代役を務めていたジョルディ・トーレス(ドゥカティ)がマレーシアGPで負傷したため、バレンシアGPでトーレスが代役を務めるかどうかは回復状況次第となる。

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