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MotoGP ニュース

投稿日: 2016.09.05 12:21
更新日: 2016.09.05 12:32

YAMAHA MotoGP第12戦イギリスGP レースレポート

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MotoGP | YAMAHA MotoGP第12戦イギリスGP レースレポート

ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)
Rd.12 9月4日 イギリス
 
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第12戦イギリスGP
■開催日:2016年9月4日(日)決勝結果
■開催地:シルバーストーン/イギリス(5.902km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:18度 ■路面温度:18度
■PP:C・クラッチロー(2分19秒265)
■FL:M・イアンノーネ(2分02秒339)

REPORT
ロッシが自己通算250回目のMotoGPで3位を獲得、ロレンソは8位

 Movistar Yamaha MotoGPのV・ロッシが、シルバーストーンで行われた第12戦イギリスGPで自己通算250回目のMotoGP出場。決勝では激しいバトルの末に3位を獲得した。チームメイトのJ・ロレンソは厳しい戦いを強いられながらも、8位に食い込んだ。

 MotoGPクラスが始まった2002年から出場してきたロッシは、このイギリスGPで自己通算250回目の出場を迎えた。スタートは、予選2番手、フロントローからホールショット。その後、M・ビニャーレス(スズキ)の後ろについて虎視眈々とチャンスをうかがう状況だったが、赤旗によりレースは中断となる。

 現地時間15時54分に再開されたレースでは、ロッシがC・クラッチロー(ホンダ)に続く2番手で第1コーナーへ。しかし1周目の終わりには、ビニャーレスとM・マルケス(ホンダ)に先行を許し4番手へ後退した。やがてマルケスがペースを上げてアドバンテージを拡大するのを見るや、すぐさま追撃を開始。

 1ラップもしないうちにクラッチローとマルケスをとらえ、さらに2.4秒先のビニャーレスに照準を合わせた。

 しかし、後続のライダーたちを一気に引き離すことができない。さらに、後半に入るとリアタイヤがスライドをはじめ、A・イアンノーネ(ドゥカティ)に追い上げられ、クラッチローとマルケスも迫って激しい2位争いに発展。

 2ラップ後にはロッシとマルケスのフェアリングがわずかに接触するなど、ロッシは5番手へと後退した。激しいバトルは続き、その間にイアンノーネが転倒して戦線を離脱した。

 ロッシはマルケスを抜き返すことができないものの、終盤は冷静にタイヤを温存しながらチャンスを待った。そしてついにマルケスがコーナーではらみ、その間に前へ出て3番手へ浮上。続いてクラッチローにも近づいたが0.583秒届かず、そのままの3位でチェッカーを受けた。

 予選9番手、グリッド3列目からのスタートしたロレンソ。第1コーナーへ7番手で進入し、さらに前車との差を詰めていく途中、第2コーナーでのアクシデントでレースは中断された。

 再開後もロレンソは、7番手からポジションを上げようとするが、1周目の最後にイアンノーネに先行されて8番手。それでも離されずについていくなかでS・レディング(ドィウカティ)をパスして7番手を奪い返した。

 さらに上位を目指しペースを上げ、一時はD・ペドロサ(ホンダ)に近づいていったが、A・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)とのバトルとなりリアタイヤを消耗。ペドロサに追いつくことが困難になったロレンソは、追い上げてきたA・エスパルガロ(スズキ)にも先行を許して9番手へ後退。その後イアンノーネが転倒し、ひとつ順位を上げチェッカーを受けた。

 シリーズポイントではロッシが160ポイントに伸ばし、トップのマルケスを50ポイント差で追っている。ロレンソは146ポイントとし、ロッシに続くランキング3位をキープした。Movistar Yamaha MotoGPはこの後、サンマリノGP出場のため、ミサノ・ワールドサーキット・マルコ・シモンチェリへ向かう。


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