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MotoGP ニュース

投稿日: 2019.03.10 03:53
更新日: 2019.03.10 09:36

転倒相次ぐ波乱のMotoGPカタールGP予選日、ヤマハのビニャーレスが2019年最初のポール獲得

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MotoGP | 転倒相次ぐ波乱のMotoGPカタールGP予選日、ヤマハのビニャーレスが2019年最初のポール獲得

 フリー走行4回目から10分後にスタートした予選Q1は、気温16度、路面温度17度のドライコンディションのもと、行われた。

 まず開始5分でトップに立ったのはロレンソだった。しかしセッション中盤、カル・クラッチロー(LCRホンダ・カストロール)がロレンソのタイムをわずか0.002秒上回ってトップに浮上する。

 残り8分を切って、クラッチローのトップは変わらず、ロレンソ、フランセスコ・バニャイア(アルマ・プラマック・レーシング)が続く。中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)はこの時点で、トップから約0.5秒差の5番手につけていた。

 残り時間5分を切って、各ライダーがセカンドアタックに入る。ここで2番手に付けていたロレンソが2コーナーでスリップダウン。2コーナー旋回中にフロントタイヤを切れ込ませ、この日2度目の転倒を喫した。ロレンソは走行を再開することなく、ここで予選を終える。ロレンソは自力で立ち上がり、ピットに向かった様子から、大きな怪我はなかったとみられる。

 そのロレンソのタイムを、中上が終盤のアタックで見事に更新。1分54秒431をマークし、2番手に浮上すると、このままポジションをキープ。中上、そして序盤に記録したトップタイムを守ったクラッチローという、LCRホンダのふたりがQ2進出を決めた。

 このセッションでは転倒が相次ぎ、ロレンソ以外にティト・ラバット(レアーレ・アビンティア・レーシング)、ヨハン・ザルコ(レッドブル・KTM・ファクトリーレーシング)が2コーナーで転倒している。

 最終的にロレンソは15番手、また、やはりQ1から予選に臨んだバレンティーノ・ロッシ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)は、開幕戦カタールGPを14番グリッドから迎えることとなった。

 続いて始まった予選Q2。序盤のアタックでビニャーレスが1分53秒844のタイムを叩き出してトップに浮上する。ファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ミッション・ウィノウ・ドゥカティ)、マルケスなどがタイムを更新するも、ビニャーレスのタイムに届かない。

 さらに中上がタイムを更新。やはりビニャーレスのタイムには及ばなかったが、2番手に浮上する。

 セッション中盤、ビニャーレスのトップは変わらず、2番手に中上、3番手にクラルタラロ、4番手にドヴィツィオーゾ、そしてマルケスは5番手で続く。

 残り時間5分となるころ、セカンドアタックがスタート。トップをキープし続けるビニャーレスが、再びトップタイムを更新する。追随するようにジャック・ミラー(アルマ・プラマック・レーシング)、ドヴィツィオーゾもタイムを縮めるも、ビニャーレスのタイムに届かない。

 最終盤、マルケスがタイムアタック。しかしビニャーレスに約0.2秒及ばず、マルケスは3番手となった。ビニャーレスは序盤からトップを譲ることなく、2019年シーズン開幕戦のポールポジションを獲得した。

 2番手にはドヴィツィオーゾ、3番手には最後にジャンプアップしたマルケスで、ヤマハ、ドゥカティ、ホンダの3メーカーがフロントロウに並んだ。一時は2番手タイムにつけた中上は9番グリッドを獲得し、決勝レースを3列目から迎える。

 ルーキー勢トップのグリッドを獲得したのはクアルタラロで、MotoGPクラスのデビューレースにして2列目5番グリッドを手にした。

 2019年シーズン最初のレース、開幕戦カタールGP決勝は、日本時間3月11日の午前2時からスタートする。


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