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MotoGP ニュース

投稿日: 2019.04.01 05:15
更新日: 2019.04.02 21:12

マルケス、MotoGアルゼンチンGPで追随許さぬ独走優勝。2位ロッシは12戦ぶりの表彰台返り咲き

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MotoGP | マルケス、MotoGアルゼンチンGPで追随許さぬ独走優勝。2位ロッシは12戦ぶりの表彰台返り咲き

 残り5周、ドヴィツィオーゾとロッシによる2番手争いはいまだ接戦が展開されていた。2番手を走るドヴィツィオーゾ、3番手のロッシ。その差はおよそ0.15秒以内と僅差だ。テール・トゥ・ノーズで続く2番手争い。激しいオーバーテイクはなりをひそめ、そのかわりに、最後の戦いに向かっていく緊張感が漂う。このふたりと4番手のペトルッチとの差は1秒以上に開き、2番手争いは完全にドヴィツィオーゾとロッシにしぼられた。

 ドヴィツィオーゾの背後にぴたりとつけていた周回を重ねていたロッシは、最終ラップの7コーナーでドヴィツィオーゾのインを奪うとオーバーテイク。ドヴィツィオーゾにクロスラインでの反撃を許さず、この日何度目かになる2番手を奪う。そしてこれが、2位表彰台争いを決めるオーバーテイクとなった。

 2番手以下との差を大きく広げたマルケスは、独走態勢を崩さないままトップでチェッカー。後方との差は、最終的に約9.8秒だった。

久々となる表彰台獲得のロッシ。ウイリーで喜びを表現
久々となる表彰台獲得のロッシ。ウイリーで喜びを表現

 ドヴィツィオーゾとの接戦を制したのはロッシで、ラストラップのオーバーテイクを見事に決めて2位を獲得。ロッシにとっては2018年第9戦ドイツGP以来の表彰台登壇となった。3位はドヴィツィオーゾで、表彰台の最後の一角を手にしている。

7位という好リザルトでアルゼンチンGPを締めくくった中上
7位という好リザルトでアルゼンチンGPを締めくくった中上

 中上は9番手スタートからレース中は8番手、9番手付近を走行し、ビニャーレスやアレックス・リンス(チーム・スズキ・エクスター)などとバトルを展開して7位でフィニッシュ。2018年第19戦バレンシアGPで獲得した自己ベスト6位に次ぐリザルトとなった。

 4位に入ったのは2番手争いの集団で走行を続けていたミラーで、リンスは16番手スタートから大きく順位を上げ、5位フィニッシュ。2番手スタートのビニャーレスはラストラップにモルビデリと交錯し、転倒リタイアとなった。また、この週末、フリー走行で好調さを見せていたカル・クラッチロー(LCRホンダ・カストロール)はジャンプスタートの判定を受け、ライドスルーのペナルティを受けて13位でレースを終えている。


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