SBK(スーパーバイク世界選手権)第12戦ヘレスラウンドは、スペインのヘレスサーキットで決勝第2レースを行ないチャズ・デイビス(ドゥカティ)が優勝した。

 決勝第2レースは気温24度、路面温度37度のドライコンディションで争われた。ポールポジションからスタートしたトム・サイクス(カワサキ)がスタートでトップに立つが、1周目のバックストレートエンドの6コーナーでデイビスがトップに浮上。

 デイビスは3周目に単独トップに立つと、第1レースと同じ展開の独走態勢を築き上げ、後続を全く寄せ付けることなく、ダブルウインを飾った。

 チャンピオン争いのかかった2番手争いは、サイクスとジョナサン・レイ(カワサキ)の一騎打ちとなる。レース中盤の10周目にレイがサイクスを交わして2番手に浮上。サイクスもレイの背後にぴったりとついたまま周回を重ねていく。

 終盤には後方からニッキー・ヘイデン(ホンダ)がふたりに接近したものの、結局、最終ラップまでポジションを入れ替えることなく、レイが2位、サイクスが3位でゴール。ランキングトップのレイとランキング2位のサイクスのポイント差はヘレスラウンドを終えて48ポイント差となり、タイトル決着は最終戦カタールに持ち越された。

 4位にヘイデンが入賞。5位にシルバン・ギュントーリ(ヤマハ)、6位にマイケル・ファン・デル・マーク(ホンダ)、7位にアレックス・ロウズ(ヤマハ)、8位にジョルディ・トーレス(BMW)、9位にアンソニー・ウエスト(カワサキ)、10位にロレンツォ・サバドーリ(アプリリア)の順で続いた。

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