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MotoGP ニュース

投稿日: 2020.08.09 22:15
更新日: 2020.08.09 23:44

MotoGP第4戦:KTMのルーキー、ビンダーが初優勝の大金星。クアルタラロは苦戦の7位フィニッシュ

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MotoGP | MotoGP第4戦:KTMのルーキー、ビンダーが初優勝の大金星。クアルタラロは苦戦の7位フィニッシュ

 こうした中、3番手を走行中のザルコにロングラップ・ペナルティが科される。ザルコは中盤、エスパルガロ弟と接触し、エスパルガロ弟が転倒リタイアとなっていた。ザルコは15周目にペナルティを消化したが、4番手のクアルタラロの前でレースに復帰。ポジションを落とすことなく戦線に戻ることに成功した。

 残り5周、トップ争いは、ビンダーがトップに経ってから2番手のモルビデリとの差を広げ、すでに約2秒の差を築いていた。モルビデリの約2秒後方には、3番手にザルコが続いている。トップ3はそれぞれ単独走行となっていた。

 その後方で接戦を繰り広げていたのは4番手争いだった。4番手のクアルタラロはポジションを守り切れず、アレックス・リンス(チーム・スズキ・エクスター)、そしてロッシ、さらにはミゲール・オリベイラ(レッドブルKTMテック3)に相次いで交わされる。終盤、クアルタラロは7番手まで後退した。

 ビンダーはその後も危なげのない走りを見せ、ついに21周のレースの最後をトップでチェッカーを受けた。MotoGPクラスのルーキーであるビンダーにとって、クラス初優勝であることはもちろんのこと、2017年からMotoGPクラスに挑戦を開始したKTMに初の優勝をもたらす快挙となった。またルーキーの最高峰クラス優勝は、2013年のマルク・マルケス以来となる。

 2位フィニッシュを果たしたのはモルビデリで、こちらもMotoGPクラスとしては自身初表彰台。序盤のペースを最後までキープできなかったものの、見事にポディウム登壇を果たした。

 終盤、ザルコとリンスによって3位争いが展開されたが、リンスはわずかに届かず、ザルコが3位を獲得。KTMからドゥカティのインディペンデントチーム、エスポンソラーマ・レーシングに移籍した今季、ドゥカティを駆っての初表彰台で、ドゥカティ勢が苦戦するなかポディウム登壇を果たすパフォーマンスを見せた。

 チャンピオンシップのポイントリーダー、クアルタラロは後退を強いられ、7位フィニッシュ。ポイントランキング2番手のビニャーレスはまさかの14位フィニッシュという結果に終わった。中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は10番手付近をキープしていたが、堅実な走りで8位でフィニッシュを果たしている。KTMという新興勢力が奮ったチェコGP決勝レースだが、ホンダ勢としては中上のこの8位が最上位で、厳しい週末となった。

2020年MotoGP第4戦チェコGPで優勝したブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)
2020年MotoGP第4戦チェコGPで優勝したブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)

2020年MotoGP第4戦チェコGP ブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)
2020年MotoGP第4戦チェコGP ブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)

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