MotoGPクラスルーキーのブラッド・ビンダーが、第4戦チェコGPで初優勝を飾った。最高峰クラス3戦目での初勝利は、KTMにとってMotoGPクラス初優勝であり、南アフリカ人ライダーとしても、最高峰クラスでは初の勝利となった。
ビンダーは1995年8月11日、南アフリカの首都ヨハネスバーグ近郊の街、ポチェフストルームで生まれた。イギリスの植民地だったという背景を持つ南アフリカは、モータースポーツの盛んな土地柄でもあり、二輪では1970年代後半に250ccクラスと350ccクラスで通算4回タイトルを獲得したコーク・バリントンを輩出しており、かつてはキャラミサーキットやウェルコム(パキサ・フリーウェイ)を舞台に世界グランプリも開催されていた。