予選Q1は気温23度、路面温度32度のドライコンディションで始まった。このセッションから挑むのは、マルク・マルケスを含む全ホンダライダー、ミル、バレンティーノ・ロッシ(ペトロナス・ヤマハSRT)など。ただし、中上はアタックを行わなかった。

 前半のアタックではマルク・マルケスがトップ、そしてミルが2番手につける。ミルは後半のアタックでタイムを縮めたが、マルク・マルケスのトップタイムには及ばず2番手。マルク・マルケスは前半のタイムを更新せずにトップでセッションを終えた。

 Q2はマルク・マルケスとミルを加えた12名のライダーで争われることになった。しかし、マルク・マルケスはピットレーンがオープンしてもピットに待機。その間にクアルタラロがトップタイムをマーク。バニャイアが2番手、3番手にはミルがつける。

 残り時間が10分を切って、マルク・マルケスがコースイン。15分で争われる予選では、2度のコースインによってタイムアタックを行うのが通常だが、マルク・マルケスは今回、後半パートにあたる時間帯からアタックをスタートさせた。

 後半のアタックに入ると、クアルタラロがオールタイムラップ・レコードを更新する1分38秒862を記録を叩き出してトップをキープ。しかしこのタイムをバニャイアが0.368秒更新。一時はバニャイアが1分38秒494を記録が表示されたが、その後このタイムは抹消となった。セッション中にオリベイラが9コーナーでクラッシュを喫したことで、イエローフラッグが提示されたためだ。イエローフラッグが提示されている区間を通過した場合、当該のラップタイムはキャンセルとなる。

 この結果により、正式にポールポジションを獲得したのはクアルタラロとなった。2番手は最後のアタックでポジションを上げたリンス。3番手は前半に転倒を喫しながらも後半に再びアタックを行ったザルコだった。

 4番手はミラー、5番手はモルビデリで、マルク・マルケスは6番グリッドを獲得。2列目から明日の決勝レースを迎えることになる。

2021年MotoGP第3戦ポルトガルGP予選 ファビオ・クアルタラロ、ヨハン・ザルコ
2021年MotoGP第3戦ポルトガルGP予選 ファビオ・クアルタラロ、ヨハン・ザルコ

2021年MotoGP第3戦ポルトガルGP予選 ポールポジション:ファビオ・クアルタラロ、2番手:アレックス・リンス、3番手ヨハン・ザルコ
2021年MotoGP第3戦ポルトガルGP予選 ポールポジション:ファビオ・クアルタラロ、2番手:アレックス・リンス、3番手ヨハン・ザルコ
2021年MotoGP第3戦ポルトガルGP ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)
2021年MotoGP第3戦ポルトガルGP ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)

本日のレースクイーン

奥西はつみおくにしはつみ
2025年 / スーパー耐久
AutoLabo Lady
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年1月号 No.1615

    ネクスト・フォーミュラ 2026
    F1からカートまで
    “次世代シングルシーター”に胸騒ぎ

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円