予選は気温20度、路面温度41度というコンディションで、Q1から始まった。Q1から挑むのはマルク・マルケス、ポル・エスパルガロ、バレンティーノ・ロッシ(ペトロナス・ヤマハSRT)、フランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)などの面々である。
前半のアタックではマルク・マルケスがトップタイムをマーク。しかしその後ブラッド・ビンダー(レッドブル・KTM・ファクトリーレーシング)、モルビデリにタイムを更新されて3番手で後半のアタックに入る。
後半のアタックでもモルビデリがタイムを詰め、1分36秒916を記録してトップに浮上。2番手をキープするのはビンダーで、マルク・マルケスはタイムを更新できないまま残り時間が迫る。最後のラップで、マルク・マルケスは計測せずにピットに戻り、最終的に4番手。グリッドとしては5列目14番グリッドとなった。トップはモルビデリ、2番手がビンダーで、このふたりがQ2に進んでいる。
迎えたQ2では、クアルタラロが1分36秒807をマークして前半のアタックでトップに立つ。さらにQ1を突破したモルビデリが2番手、そしてフリー走行3回目でトップタイムを記録した中上は3番手につける。
後半のアタックに入ると、トップのクアルタラロが自身のタイムを更新。1分36秒755を記録すると、このタイムを更新するライダーは現れず、クアルタラロが2戦連続のポールポジションを獲得した。
2番手はモルビデリ、3番手はジャック・ミラー(ドゥカティ・レノボ・チーム)で、この3人がフロントロウを獲得。4番手はバニャイア、中上は後半のアタックでタイムを更新できず5番手。フロントロウは逃したものの、2021年シーズン最上位のグリッドから決勝レースを迎える。
ここまでよい流れで予選を迎えたアプリリアのアレイシ・エスパルガロは8番手。ミルは10番手で4列目からのスタート。Q1からQ2に進出したビンダーは11番手で、KTM最上位グリッドとなった。