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投稿日: 2021.06.16 21:20
更新日: 2021.06.16 21:21

F.C.C.TSR Honda France 2021EWCル・マン24時間耐久ロードレース 決勝レポート


MotoGP | F.C.C.TSR Honda France 2021EWCル・マン24時間耐久ロードレース 決勝レポート

2021.06.14

2021EWC開幕戦ル・マン24時間!決勝レース 苦難の末、10位チェッカー。8時間・16時間もポイント獲得※失格チーム発生のため総合9位に

 スタート後からいきなりセーフティカーがレースを中立化させる展開の中、5番手で順調に周回を続けるF.C.C. TSR Honda France、スタートライダーのジョシュ・フック、続いてマイク・ディ・メリオ、イエローライダー高橋裕紀の3人は、コンビネーションの良さもあり、スムーズな走りとライダー交代を見せてきた。

高橋裕紀(F.C.C. TSR Honda France)/2021EWC第1戦ル・マン24時間
高橋裕紀(F.C.C. TSR Honda France)/2021EWC第1戦ル・マン24時間

 細かなアクシデントは多々あったものの、レース序盤から8時間までは前を行くトップ2が接近戦を続ける後方で、その差こそ詰められないが、大きく引き離されないペースを維持して3人が周回を重ねていく。その上位2チームとは3~4周差が生まれているが、8時間時点を裕紀が3位で通過、EWC初ポイントとなる「8」を獲得し、次のジョシュにつなげた。まだ残り16時間ほどが残っている中、3位をキープして走行する。

 その後、4周差の2位を走るライバル車#7のエンジントラブルにより労せずして2位に浮上。マイクから裕紀に交代し、次の折り返しとも言うべき16時間経過に向けて誰もいないスタンドを横目にしながらレースは進んでいく。その16時間は2位で通過。前走車は#1のみとなっていたが、相手のペースも良く、差はなかなか縮まらない。後方からは#11も付かず離れずついてくる。

ジョシュ・フック(F.C.C. TSR Honda France)/2021EWC第1戦ル・マン24時間
ジョシュ・フック(F.C.C. TSR Honda France)/2021EWC第1戦ル・マン24時間

 しかし、その後は電気系統のマイナートラブルで30分のピット作業を余儀なくされ、6位へと順位を落としてしまった。さらにジョシュがクラッシュのアクシデント。何とか自力で戻るものの、マシンのダメージ修復により10位まで後退。さらに続いたトラブルにより、最大で13位まで落ちてしまった。その後マイク、そして最後のスティントを担当した裕紀が走り切って辛くも10位のチェッカーフラグを受けたのだ。

 2021年のル・マン24時間レースで816周を走破。チャンピオンシップポイントはクラス別順位の6位で19に加え、8時間経過順位3位の8と16時間で2位の9、合計36の暫定世界ランキング4位で2021シーズン緒戦ル・マン24時間を終えた。

マイク・ディ・メリオ(F.C.C. TSR Honda France)/2021EWC第1戦ル・マン24時間
マイク・ディ・メリオ(F.C.C. TSR Honda France)/2021EWC第1戦ル・マン24時間

※追記:決勝4位チームが技術規則違反により失格となったため、F.C.C. TSR Honda Franceは総合9位となりました。総獲得ポイント36に変動はありません。

■コメント
【F.C.C. TSR Honda Franceチーム総監督藤井】
「今回は、レースには負けたが、レースをした実感・手応え・醍醐味を非常に感じたといえる。それは、今回ここまでくるだけでもどれほどの労力が必要だったか、マシンを作り上げることもそうだし、パンデミックの中、物理的な距離を乗り越えることだけでも大変で、とにかく様々なものを乗り越えてきたという思いが今更ながら心に湧いてくる。特に同じ状況におかれた昨年はうまくいき、今年はそうではなかった。自分たちではうまく進めてきたつもりだが、ライバルの方が一つも二つも上手だったということ。負けは負けなので、今回得られた実感ややりがい、乗り越えてきたものを糧に次へつなげていきたいと思う」

【ブルーライダー/ジョシュ・フック】
「レースは私たちにとって非常に難しいものでした。スタート時に理想的なセッティングができず、ポジションをキープするのに苦労しました。良い結果を得るために来たのですが、計画通りにはいきませんでした。それでも、これからも前進していきます。レースではチーム全員が素晴らしい仕事をしてくれました、彼らに感謝します。クラッシュがなければ表彰台を獲得できたと思うので、これからは切り替えて次のレースに集中します」

【イエローライダー/高橋裕紀】
「鈴鹿8耐までは経験がありますが、24時間レースは未知の体験で、最初は非常に緊張していました。何しろ鈴鹿8耐では最大でも4スティント、3人の組み合わせなら2~3スティントということもありますから。しかも順位は思ったように残せませんでしたが、結果的には24スティントの1/3である8スティント分を目一杯走りましたので、相当走り込んだという印象です(笑)。体調については、普段のトレーナーに帯同いただき、万全の対策で臨みました。そのお陰でいつものコンディションが保て、終盤のスティントでも温存できたと思います。特に今回は初めて(二輪)6月のル・マン24時間のため好天で気温も30度近く日差しは相当強いものでした。しかし、湿度が低く日陰や朝晩は気温も下がるので、温度差に注意が必要でした。レースはフリー走行~予選でまとまりきらず、結果的にそれが決勝まで尾を引いた結果だったと思います。狙っていた2年連続優勝はできませんでしたが、それでも、10位でチェッカー、8時間と16時間のボーナスポイントも得られたので、緒戦としてはぎりぎり及第点かなと思っています。何しろ(現時点での)最終戦鈴鹿8耐まで4戦しかありませんので、とにかくポイントを積み重ねなければいけません」

【レッドライダー/マイク・ディ・メリオ】
「暑さに加えてマシンのハンドリングの変化もあり、非常に厳しいレースでした。最初からタイヤのフィーリングに悩まされていたので、今週テストした別のタイヤを使って戦略を立てました。この選択は、バイクの挙動が変化するスタート時のコンディションには適していませんでした。結果は残念ですが、ポイントを獲得しているので前を向いて進んでいきます」


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