Moto3クラスのセッション終盤には雨が降り始め、路面はウエットに。MotoGPクラスのフリー走行2回目はウエットコンディションで、気温21度、路面温度26度という午前中からあまり上昇しないまま始まった。
セッションが進むと空には青空がのぞき、コース上には少しずつ乾いた部分が見え始めた。セッション中盤、マルク・マルケスがトップに浮上する。さらに残り時間15分を切ると、チームメイトのポル・エスパルガロ(レプソル・ホンダ・チーム)が2番手につけた。このころには陽が射しており、路面はドライに向かい、ドライとウエットが混じるダンプコンディションとなる。
残り時間が5分になると、路面状況はさらに回復。イケル・レクオーナ(テック3・KTM・ファクトリーレーシング)がスリックタイヤを履いて走行する。レクオーナはスリックタイヤでトップタイムをマークした。また、ジャック・ミラー(ドゥカティ・レノボ・チーム)もスリックタイヤでコースイン。ただ、残り時間はわずかで、多くのライダーがレインタイヤのまま走行を続けていた。
レクオーナは最終的に1分27秒520を記録して、トップでフリー走行2回目を終えた。2番手はザルコ。ザルコのタイムはレインタイヤで1分30秒917で、レクオーナとは3秒以上の差があり、終盤の路面はスリックタイヤに適した状況だったようだ。3番手はアレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ)、4番手はマルク・マルケス、5番手はミラーだった。
こうした状況により、フリー走行1回目の結果が初日の総合結果となった。ザルコが初日総合トップで終えている。
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