2016年には、ロレンソとロッシが所属するヤマハのオールラウンド・パッケージが性能を発揮した。一方マルケスは、ホンダの強力なエンジンを共通ECUが制御しきれず、加速力に難を残すマシンへの対応を余儀なくされたのだ。

 2016年のチャンピオンシップを獲った後、マルケスは初めて大きなプレッシャーを感じながら獲得したこのタイトルは、自分のキャリアでも一番大きな意味を持つと語った。

「プレッシャーが大きかった分、これは自分にとって何よりも特別なタイトルだ。なにしろ多くの人がずっと僕の働きを見ていたわけだから」

「それに、2016年のマシンは最悪ではなかったものの、いくつかのサーキットでは準備不足だったわけだからね」

「オフシーズン(のテスト)は本当につらかった。僕はやる気十分で臨んだが、マシンが性能を発揮しなかったんだ」

「他のマシンよりも圧倒的に劣っていたから、そのころ僕はこう言っていた。“これじゃ無理だ”とね。特にマレーシアGPの時がひどかった」

「とにかく走り切ることだけしか考えられなかった。他のライダーたちが自分を追い抜いて、上位でフィニッシュするのを見るのは耐え難かった」

「でも徐々に、チャンピオンシップを獲るためにはそれもありだ、ということがわかってきたんだ」

「自分の中ではわりと葛藤があったけどね」

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