残り10周、マルティンとアレイシ・エスパルガロとの差は0.2秒ほどになった。今大会、タイヤ選択は全ライダーがフロントにハードタイヤ、リヤにソフトタイヤというもの。つまり、マルティンとアレイシ・エスパルガロとの間にもタイヤ選択の違いはない。

 残り6周にはアレイシ・エスパルガロが5コーナーのブレーキングでマルティンに挑むも、ロングストレートからのブレーキングで止まり切れず、マルティンはトップを守る格好となった。しかしその翌周、アレイシ・エスパルガロが5コーナーのブレーキングで再びマルティンにオーバーテイクを仕掛け、クロスラインでもラインを締め、ついにマルティンをパスしてトップに立った。マルティンはアレイシ・エスパルガロに食らいつくも、じりじりと、その差は開いていった。

 アレイシ・エスパルガロはそのまま、トップでチェッカーを受けた。アレイシ・エスパルガロ自身にとって世界選手権での初優勝であり、同時にアプリリアにとってもMotoGPクラスでの初の勝利だった。なお、このレースはアレイシ・エスパルガロにとって最高峰クラス200戦目のレース。記念すべきレースを、初優勝という最高の形で飾った。

 2位はマルティン。開幕戦、第2戦と転倒リタイアが続いていたが、アルゼンチンGPで今季初の表彰台を獲得している。3位はリンスで、最終的にはマルティンに約0.5秒まで迫った。

 4位はミル、5位には13番グリッドスタートだったフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)、6位には11番グリッドスタートのブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)が入った。

 クアルタラロは中盤以降、少しずつポジションを回復して8位で、フロントロウスタートだったマリーニは11位。1周目に6番手に浮上した中上は、12位でレースを終えている。

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