「マシンに乗っている間はすごく良い感じなんだが、フィニッシュラインを越えてラップタイムを見ると、良いタイムではあるけど、何かが足りていないと感じるんだ」
マルケスは、ホンダはまだマシンの基本性能に満足できておらず、ミシュランの新スペックタイヤのテストの優先順位が下げられた、と付け加えた。
「今日はフロントタイヤは試したが、リヤは時間がなかったのでトライしなかった」とマルケス。
「僕たちの主なプライオリティは、セッション終盤に2回行ったロングランだった。チームとしてチェックすべき項目がたくさんあったんだ。制御系とエンジンに関する問題点を洗い出すためにね」
マルケスはフィリップアイランドテストを、病気でオーストラリア帯同を断念したレギュラークルーのチーフ、サンティ・ヘルナンデス抜きで行っている。
ヘルナンデスの不在についてマルケスは「大変なんだよ。一緒にいると当たり前だと思って意識しない。だけどいなくなってはじめて、その人がいかに大切か気が付くのさ!」と冗談めかして語った。
「僕たちはすごく良いチームだ。サンティは自宅にいるけど、常に連絡を取り合っているよ。夜もあまり寝られていないんじゃないかな」
「とにかく良いチームだ。HRCのスタッフも手伝ってくれるし、うまく進められるようみんなで努力しているよ」
