決勝スタートは4月9日の土曜日。朝から雲が広がり、雨がぱらつく。微妙な路面コンディションでのフリー走行は3番手をマーク。そして現地時間の午後3時に24時間という長丁場のレースがスタートした。
TSRはウエットからドライへと変化する中、3時間以上をトップで周回。しかし追い上げてきたSRCカワサキにかわされて4時間経過時点で2番手に後退し、追う側に回る。その後は3番手まで後退したが、再び2番手に浮上と2位争いを展開。最終的には耐久スペシャリストチームにかわされたものの、3位でフィニッシュ。見事に24時間耐久初挑戦で表彰台を獲得した。
3人のライダーは日の丸に“必勝”の文字が入った旗を携えて表彰台に登り、盛大にシャンパンを振った。周回数は実に808周という膨大な数。日本の力、TSRの実力を、耐久レースの本場であるフランスで証明してみせた。
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