2023年ロードレース世界選手権は前半8戦が終了し、8月4日からの第9戦イギリスGPから後半戦が始動する。世界最高峰MotoGPクラスへの登竜門とも言われるMoto2クラスは、トライアンフ製のエンジンが使用されており、2023年から回転数の制限が14,000rpmから14,400rpmへと引き上げられた。また、シャシーにおいてはカレックスやボスコスクーロ、MVアグスタが製作している。
これによって、エンジン特性の違いが出てくるため、ライダーたちはギアチェンジのタイミングを変更しなければならなくなる。2022年シーズンから新たにマシンへの回転数のみならず、新しいマシンへの適応に時間を要してしまうため、少々苦戦を強いられてしまっているライダーも多いのではないだろうか。