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国内レース他 ニュース

投稿日: 2023.10.23 13:48

OTG Motor Sports 2023FIA-F4第11/12戦 レースレポート

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国内レース他 | OTG Motor Sports 2023FIA-F4第11/12戦 レースレポート

FIA F4選手権2023rd11-12 オートポリス
OTG MOTORSPORTS REPORT

 FIA F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP(FIA F4選手権)は、フォーミュラレースの入門カテゴリーとして2015年にシリーズがスタート。2017年からはFIA F4選手権を主催しているGTAが、若手ドライバーの支援を目的として独自のスカラシップ制度を設けた。

 この取り組みに共感した大阪トヨペットグループとダンロップが共同で支援し、『FIA-F4 JAPANESE CHALLENGE DRIVER』という名称でスカラシップが始まった。

 今季は5代目のチャレンジドライバーとして野澤勇翔選手が選出され、OTG motorsportsから年間を通してFIA F4選手権にエントリー。野澤選手は高校生で普通自動車免許を取得できないため、JAFの限定ライセンスで同シリーズに参戦している。

 これまでは全日本カート選手権を主戦場としていたため、野澤選手は今季が初のフォーミュラレースとなる。ライバル勢は複数年にわたってFIA F4選手権に参戦していたり、他のレース経験を持っているので経験値としては不利だが、シーズン中盤から課題を克服しつつ戦績も上がってきた。

 年間14戦で競われている2023年のFIA F4選手権は終盤を迎えていて、第11戦、第12戦のオートポリス大会は10月12日(木)にレースウィークがスタートする。翌日の13日(金)も練習走行枠が設けられていて、14日(土)には予選と第11戦の決勝レース、15日(日)に第12戦の決勝レースが実施された。

 野澤選手は夏前にオートポリスで走り込みを行なっていて、今シーズンも残り4戦となるため上位でのフィニッシュが期待された。

♯80野澤勇翔選手
●予選 10月14日(土)8時50分~9時10分
第11戦B組9番手(総合17番手)1分54分419
第12戦B組8番手(総合15番手)1分54秒747

 今回の予選もエントリーした42台が2組に振り分けられて、野澤選手はB組から出走した。14日は前夜からの降雨によって一部の路面が濡れている状況での予選となった。だが野澤選手のB組がスタートするときには路面は乾き、ドライコンディションでの予選となる。

 B組の予選は8時50分から20分間にわたって行なわれた。野澤選手はアウトラップと計測1周目をウォームアップにあてると計測2周目からアタックに入り、まずは1分55秒771のタイムをマーク。翌周には1分54秒419までタイムアップを果たし、さらに上位を狙う。

 だが、コースオフしたマシンを回収するために赤旗が提示されて、セッションは中断する。4分の中断を経て、残り7分で予選は再開する。

 野澤選手はすぐにコースインして計測5周目に1分54秒747をマークし、翌周もセクター2まで自己ベストを更新して走行していたが、再びアクシデントにより赤旗が提示。この赤旗によってセッションは終了し、不完全燃焼の予選となった。

 結果として第11戦はB組9番手で総合17番手、第12戦はB組8番手で総合15番手となった。

●第11戦 10月14日(土) 14時00分スタート
スタート17番手、フィニッシュ16位

 予選終了から約4時間のインターバルで実施された第11戦の決勝レースは、13周で競われた。

 A組の予選時には一部の路面が濡れていたが、その後のスーパーGTの公式練習ではドライコンディションとなり、第11戦も曇り空ではあるが同様の路面状況となった。

 17番グリッドに並んだ野澤選手はややスタートで出遅れるが、1コーナーではポジションをキープする。1周目を17番手で終えると、2周目には先行するマシンに並び掛けてパッシングに成功。16番手に浮上するが、このタイミングでセーフティカーが導入される。

 6周目にレースは再開され、野澤選手は16番手からポジションアップを図った。周回ごとに自己ベストタイムを更新していくが、先行する集団から少しずつ離されてしまう。

 終盤の10周目に1分54秒534の自己ベストタイムを記録したものの順位は変わらず、13周目に16位でゴールした。

●第12戦 10月15日(日) 8時30分スタート
スタート15番手、フィニッシュ18位(正式結果17位)

 予選と第11戦から一夜明けた15日に第12戦の決勝レースが実施された。FIA F4選手権の2023年シーズンは14戦のシリーズで競われるので、残り3戦となる。

 野澤選手は自己最高位の15番グリッドからのスタートとなり、展開によってはポイント圏内もみえるはずだった。だがスタートで出遅れると、後続のマシンが左右から並びかけて1コーナーでは行き場を失ってしまう。

 結果として1周目を終えた時点で3台にパスされて18番手に後退する。2周目にはさらに1台にパスされて19番手となり、ラップタイムも上がらず苦戦を強いられる。

 中盤を過ぎると1分55秒050の自己ベストタイムをマークし、先行するマシンをテール・トゥ・ノーズで追う。しかし9周目にコースオフしたマシンを回収するためにセーフティカーがコースイン。

 セーフティカーは2周を先導すると11周目にリスタートし、野澤選手は18番手から挽回を図った。だが、このリスタートで2番手と3番手の選手が交錯してホームストレート上にマシンが止ってしまう。このアクシデントによって赤旗が提示され、最終的にはレース終了となった。

 正式結果は9周終了時点の順位が採用され、上位に入っていたドライバーにペナルティが与えられたこともあり、野澤選手は17位となった。

野澤勇翔選手コメント

「オートポリスは夏前に走り込みをさせてもらったコースで、レースウィークに入る前に走行イメージなどを固めてきたつもりです。それでも練習走行で走ってみるとイメージ通りにマシンを動かすことができず、まわりとのタイム差もあり、気持ちが焦ってしまいました」

「車両はアンダーステアの傾向が強かったのですが、アドバイスをもらいながらドライビングで変えられるように挑戦しました。予選に向けては、これまで空回りすることが多かったので冷静に走るように試みます。アタック周に赤旗があり満足いくタイムが出ませんでしたが、それでもこれまでの予選よりも上位で終えられました」

「決勝レースは2戦ともにスタートが上手くいきませんでしたが、バトルで抜ききることもでき良い点もあったのですが、ラップタイムが伸びず苦戦しました。悔しいレースが続いてしまいましたが、次が最終戦になるので今まで学んできたことをもう一度整理して準備していきます」

2023FIA-F4選手権第11/12戦オートポリス 野澤勇翔(OTG DL F4CHALLENGE)
2023FIA-F4選手権第11/12戦オートポリス 野澤勇翔(OTG DL F4CHALLENGE)


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