残り2周の1コーナーで、坪井はパロウのインを突くも、2台は1コーナー立ち上がりを並走し、パロウが首位をキープ。逆にこの周で2台の差はわずかに広がった。続くファイナルラップで、坪井はイン側のラインからブレーキングしたが、坪井の想像以上に2台は接近。坪井はパロウを避けようとしたものの接触してしまい、パロウはコースオフ、坪井はフロントウイングを破損してしまった。
パロウはそのままトップでチェッカーを受けたが、坪井は3番手につけていた高星にかわされてしまう。4番手だった大津弘樹(TODA FIGHTEX)は抑え3位でチェッカーを受けたものの、レース後パロウにコースアウトを強いたとして、坪井はレース結果に30秒のペナルティが課されてしまった。この結果、2位は高星、3位は大津となったが、レース後さらに高星が車検の結果国際モータースポーツ競技規則付則J好第275条 第5項5.8.1(インテークシステムの制御)違反により失格となってしまい、大津が2位、イェ・ホンリー(KRC with B-Max F315)が3位となった。
F3-Nは、スタート直後にDRAGON(B-Max Racing F306)をかわし長谷川綾哉(Alb新潟第一ホテルSugar)がトップに立ったものの、3周目にスピンを喫してしまう。これでDRAGONが首位を奪い返し、そのまま逃げ切り今季3勝目を飾った。2位は長谷川、3位は植田正幸(Rn 山下製作所 F308)という結果となった。



