F3-Nは、スタートからリードを広げた平優弥(Green Brave with TCS)が逃げ切り、スポット参戦ながら2連勝を飾った。2位はDRAGON(B-Max Racing F306)、3位は平と同じくスポット参戦の藤井敬士(Planex スマカメ・F308)となった。
今回、DRAGONは2位に入ったことで獲得ポイントを136に伸ばし、ランキング2位につけていた植田正幸(Rn 山下製作所 F308)が6位1ポイントに終わったため、2017年のF3-Nチャンピオンを決めた。組田龍司チーム代表としてB-MAX Racing Teamを率いる一方で、ドライバーDRAGONとして2013年からF3-Nに挑戦を続けてきたが、昨年ののもてぎでの初勝利以降勝ち星を重ね続け、念願のチャンピオン獲得を果たしている。
「もてぎはあまり得意なサーキットではないのですが、昨年のスーパーフォーミュラでの関口雄飛をはじめ、B-MAX Racing Teamで走ってくれた子たちがここで勝っていますし、験の良いサーキットだと思います。この年齢でF3-Nというクラスに参戦でき、チャンピオンを獲得できたことは、歳をとっていても頑張れば達成できるんだと証明できたと思います」と50歳のDRAGONは語った。
「トロフィーを手にとって見ると、B-MAX Racing Teamの卒業生たちの名前がたくさん刻まれていて、感慨深いものがありました。まずは今年まだレースがあるので、それをしっかり戦いきってから喜びたいと思います」



