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国内レース他 ニュース

投稿日: 2017.07.31 18:02
更新日: 2017.07.31 18:04

86/BRZ第5・6戦:スーパーGTでも好調の平中が十勝で2連勝。ランキング3番手へ

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国内レース他 | 86/BRZ第5・6戦:スーパーGTでも好調の平中が十勝で2連勝。ランキング3番手へ

 クラブマンシリーズの予選では、神谷裕幸(N中部ミッドレススノコ86)が2戦連続でポールポジションを獲得。小野田貴俊(ネッツ東埼玉ワコーズED86)、橋本洋平(カーウォッチBS 86REVO)、菱井將文(CUSCO 86 BS)、そして手塚祐弥(栃木スバルBS BRZ P.MU)の順で続く。

「小野田さんとスリップストリームを使いあって、最初の2周は行ってもらって、次の2周は僕が行かせてもらいました。今回は比較的1発だけじゃなく、けっこう行けたので、そういうのが可能になったんですね。実は十勝は初めてで、平中さんにアドバイスをもらったりしていたんですが、そういうのも効きましたね」と神谷。

 第5戦決勝では、小野田が好スタートを切るも、グリッドの利を活かした神谷は逆転を許さず。しばらくの間、小野田を背後に置いていた神谷だったが、中盤に差し掛かると徐々に差を広げていくようになる。

逆に激しくなっていたのが、橋本と手塚による3番手争い。だが、6周目の4コーナーで接触し、橋本は足まわりを痛めてリタイア、手塚は最後に小野田に迫らんばかりの勢いを見せて表彰台には立ったが、ペナルティが課せられて11位に降格。繰り上がって菱井が3位を獲得した。

「スタートは自分なりにうまく行ったつもりで、そのうち背後がやり合ってくれたので、タイムアタックモードに切り替えることができました。タイヤが最後まで安定していてくれたのが、いちばんの勝因ですね。実はミッションの調子が悪かったので、今日のうちに勝っておきたかったんです。明日は様子を見ますが……」と神谷。

 しかし、神谷は第6戦のポールポジションは奪えず、4番手からのスタートに。上回ったのは手塚、小野田、橋本と、第5戦でしっかり従えたメンバーばかり。それぞれ、しっかりリベンジを誓っていた。

 その第6戦決勝では、またしても小野田が好スタートを決めるが、手塚の前に出るまでには至らず。そのふたりが早々に後続を引き離す。一方、スタートではポジションキープだった菱井が2周目には神谷、橋本を相次いでパス。さらに松井宏太(ネッツ青森アップルRC86YH)を加えた、3番手争いの集団のリーダーとなる。

 しかし、そのなかから駆動系のトラブルを抱えた橋本が4周目にストップ。これで2戦連続のノーポイントに……。ひとつポジションを上げた神谷は菱井を追い続けながら、ペースの鈍り始めた小野田にも迫っていく。

 中盤からは手塚が独走態勢に。逆に小野田は9周目に菱井の逆転を許したばかりか、次の周には神谷にも抜かれて4番手に後退。そんな後続の激しい順位入れ替えを尻目に、手塚は難なく逃げ切って今季初優勝。

手塚祐弥(栃木スバルBS BRZ P.MU)
手塚祐弥(栃木スバルBS BRZ P.MU)

「マシンの調子が上がってきて、僕の調子もようやく戻ってきました。今回の勝因はSIMでBRZの後期型、タイヤの感触を再現してもらったこと。それでしっかり練習して、コーナー出口でのリヤタイヤのトラクションのかけ方を、特にしっかり勉強できたんです」と手塚。

86/BRZ第6戦十勝 クラブマンシリーズ表彰台
86/BRZ第6戦十勝 クラブマンシリーズ表彰台

 6戦終えて、5人目のウィナーが誕生、クラブマンシリーズのタイトル争いも、より熱を帯びるようになってきた。


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