千代とマーデンボローがまさかの接触
しかし、15周目の1コーナーで千代がわずかに前に出るものの、2台のタイヤ同士がヒットしてしまう。千代はこれでスピンを喫し、マシンにはダメージがなかったものの、タイヤを大きく損傷しており緊急ピットイン。タイヤ交換後コースに戻ったものの、最後尾となってしまった。一方のマーデンボローも、坪井に先行を許してしまう。
これで上位のオーダーは佐々木、山下、坪井、マーデンボローと変化。週末をとおして好調だった佐々木は最後まで盤石の走りで逃げ切り、この富士戦でダブルを達成した。なお、佐々木は開幕の鈴鹿、富士の2戦のみのスポット参戦。ある意味で有終の美を飾ることとなった。
2位は山下、3位は坪井とTEAM TOM’S勢が表彰台を獲得。マーデンボローは4位、5位に石川京侍、6位に牧野任祐とTODA FIGHTEX勢が続く結果となっている。
F3-Nも前日同様激しいレースが展開され、中盤以降はDRAGON(B-Max Racing F308)と片山義章(Petit LM Racing)のマッチレースに。片山は1コーナーでアウトから何度もDRAGONに仕掛けるが、「最後の3周で決めようと思っていた」片山が19周目の1コーナーで今度はインへ。見事DRAGONをかわし今季3勝目を飾った。3位には廣田築(アルビレックスF306TLM)が入っている。
1 2