4台が参加したST-2クラスは、走行1回目はシンリョウレーシングチームの6号車ミツビシ・ランサー・エボリューションXが最速。走行2回目、3回目はTOWAINTEC Racingの59号車スバルWRX STIがトップタイムをマークした。ST-3クラスは、走行1回目、3回目はTRACY SPORTSの38号車レクサスIS350がトップタイム。2回目は埼玉トヨペットGreen Braveの52号車マークXがベストとなっている。
ST-4は、小林自動車の58号車ホンダ・インテグラ・タイプRが走行1回目、2回目の最速に。3回目はTOM’S SPIRITの86号車トヨタ86がトップタイム。ただ、今季も他にENDLESS SPORTSやT’s CONCEPT等有力エントラントにより、ST-4は激しい戦いが展開されそうだ。また、ST-5はチームBRIDEの4号車ホンダ・フィットとJ’S RACINGの70号車フィットが首位を分け合っている。
3回の走行終了後、スポーツ走行とコースメンテナンスをはさみ、19時からスタートしたのは夜間練習走行。ただこの走行には参加せず撤収したチームや、途中で走行を切り上げるチームも多数みられた。今回の走行に向けては、富士スピードウェイには夜間走行用の照明がコース内に14カ所設置されたほか、フラッグを示すLEDのボードも設置されている。
1時間30分の夜間走行だが、途中ST-5クラスのLOVE DRIVE RACING with NATSの78号車ロードスターがクラッシュし、赤旗に。その後オイル処理があった後、再度赤旗が提示されている。
走行を終えた複数のドライバーに話を聞くと、「(1月に参戦した)ドバイ24時間よりも全然いい(荒聖治)」という声もありつつも、夜間走行が初めてのドライバーや、追加ライトをまだつけていないマシンのドライバーたちからは「暗い。全然見えない」という声が多く聞かれた。また、「ジェントルマンドライバーにはちょっと厳しいコーナーがいくつかあった」という声も。
ただ、今回は24時間に向けた課題を出すことが重要なテスト。サーキット、そしてチーム側で今後本番までに対策がされていくはずだ。夜の富士スピードウェイを走るS耐マシンたちの姿は、なかなか幻想的なものとなった。










