クラブマンシリーズでは1組のトップ、安藤正明(C名古屋86 Racing)が1分39秒677という驚異的なタイムで、2組トップで2016年のチャンピオン、松原怜史(GR-G兵庫垂水86 BS)の1分40秒474を抑えて初めてのポールポジションを獲得する。

「なんであんなタイムが出たのか分かりません(笑)。出ちゃった、って感じです。確かに落ち着いて走れたのはあったんですよ、いつもミスばっかりしていますから」と安藤。ただ、“出ちゃった”理由として、直前まで走っていたスーパー耐久のラバーが路面に乗り、早々にアタックしたドライバーがアドバンテージを得た一方、2組がアタックするころにはラバーが剥げていた可能性がありそうだ。

 予選2番手の松原は「コンディションが違ったから仕方ないけど、自分の仕事はできたし、勝ちは狙える位置ですからね」と決勝への展望を語った。

 決勝はスタート直前で、ちょっとしたハプニングが。フォーメーションラップを終えてグリッドに着こうとしたポール安藤が、停止枠をはみ出してしまったのだ。幸いオフィシャルの手によって戻されはしたが……。

松原怜史(GR-G神戸垂水86 BS
松原怜史(GR-G神戸垂水86 BS

 これを見て、「いただいた!」と感じたという松原は、スタートで安藤に続いて1コーナーに飛び込むとピタリと背後から離れず。そのまま3コーナーで勝負に出るとオーバーテイクに成功し、トップにおどり出た。2番手に交代した安藤はさらに水谷大介(ネッツ東京86レーシング)の先行も許してしまう。

クラブマンシリーズ 表彰台
クラブマンシリーズ 表彰台

 そこからは松原と水谷の一騎討ちへトップ争いは転じ、必死にプレッシャーをかける水谷ではあったが、松原も一切隙を見せず。辛くも逃げ切り果たした松原は「ホームコースなんで、何としても勝ちたかった。(安藤が)思っていたより落ち着いていて、ワンチャンスをうまく活かせて抜けたって感じでした。水谷選手とのバトルもしびれました」とレースをふり返っている。

 3位は後続は寄せつけず、終盤は単独走行となっていた安藤が獲得。「結構いっぱいいっぱいでしたが、なんとか(3位を獲得できた)」とコメントしている。

 2018年の86/BRZ第3戦は5月27日、大分県のオートポリスで決勝が行われる。

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