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国内レース他 ニュース

投稿日: 2016.08.19 19:17
更新日: 2016.08.19 19:49

第4戦富士戦を前に。参戦数増加のスーパー耐久2016シリーズ、前半戦を総括

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国内レース他 | 第4戦富士戦を前に。参戦数増加のスーパー耐久2016シリーズ、前半戦を総括

 2グループに分けられ、それぞれ3時間で争われたシリーズ第2戦、スポーツランドSUGOでは珍事が起こった。出走台数がほぼ半数ずつに分けられ、クリアラップが通常のレースより取りやすくなるだけに、当然周回数で上回るのは、ST-X、ST-1~3クラスの属するグループ1のはず。しかし、実際にレースしてみると、ST-4、5クラスの属するグループ2の方が多かった……。原因はグループ1の決勝にセーフティカーランが多発し、3回合わせて1時間以上もスローペースでの走行が続いたためだ。

 逆に一度もSCランのなかったグループ2は、13号車ENDLESS ADVAN 86の村田信博/小河諒/元嶋佑弥組が113周を駆け抜けて優勝。グループ1は、ピットタイミングで途中トップを譲りはしたものの、最後は難なく逃げ切りを果たして24号車GT-Rが連勝を果たしている。ただし、トータルでの周回数は106周だった。2位はTANIGUCHI/峰尾/山内英輝のレギュラートリオで挑んだ3号車GT-Rで、3位は10号車Adenau SLS AMG GT3のフィリップ・デベサ/マイケル・グリーン/密山祥吾組が獲得した。

 鈴鹿が舞台のシリーズ第3戦は、3連勝を目論む24号車GT-Rがポールポジションを獲得。ウエットコンディションの決勝でも、序盤のレースをリードしたが、やがて雨脚が強くなってくると、一気にペースを上げてきたのがモーリス・チェン/吉本大樹/坂本祐也の駆る89号車HubAuto Ferrari 488GT3。特に坂本がトップに立った後も逃げ続けたものの、代わったチェンにピットレーンの速度超過があり、ドライビングスルーペナルティで遅れを取ってしまう。

 終盤のトップを走行したのは5号車GT-Rは、ゴールまであと5周というところでガス欠症状に見舞われコース脇にストップ。これで3号車GT-Rがトップに浮上、ディフェンディングチャンピオンが今季初優勝を飾ることとなった。2位は89号車488GT3で、3位には24号車GT-Rが入った。

 その結果、シリーズ前半の3戦を終えた時点でST-Xクラスのトップは、開幕戦以来変わらず24号車GT-Rがキープ。第3戦の優勝で3号車GT-Rが11ポイント差で続き、コンスタントに入賞を重ねる8号車ARS SLS AMG GT3の白石勇樹/佐々木孝太/永井宏明組が目下3位につけている。

■各クラスで目の離せないバトルが展開

 ST-1クラスは年間エントリーこそ2台なのだが、常時出場するのは777号車D’station Porscheの星野敏/荒聖治組だけ。第2戦でリタイアを喫しこそしたが、一騎打ちとなった開幕戦も制しており、すでに2勝をマークしている。

スーパー耐久シリーズ/59号車DAMD MOTUL ED WRX STI
スーパー耐久シリーズ/59号車DAMD MOTUL ED WRX STI

 ST-2クラスは、4連覇を狙う59号車DAMD MOTUL ED WRX STIの大澤学/後藤比東至組が、体制の大幅な一新にも開幕戦を快勝して幸先のいいスタートを切ったものの、第2戦以降はトラブルが相次いで2位でのゴールが精いっぱい。


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