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国内レース他 ニュース

投稿日: 2018.08.23 10:53

山野哲也、全日本ジムカーナで18度目の王座確定。「運転が上達し続ける限り、レースは続ける」

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国内レース他 | 山野哲也、全日本ジムカーナで18度目の王座確定。「運転が上達し続ける限り、レースは続ける」

「日曜のヒート1にすべてをかけるという気持ちを持って、走り方やセットアップを考えに考え抜いてきました」と山野。

「今まで、ここまで深く考えたことはないと思うくらい、クルマの“転がし方”というか、前への進ませ方を意識しました」

「セットアップに関しては、通常はピーク(パフォーマンス)を上げるようにしています。ただ、今回のSUGOについては、いつもと考え方を変えました。難易度の高いサイドターンセクションがありましたからね」

「(そこで)0.1秒を稼ごうとして成功しなかった場合、逆に1秒単位で大きく(タイムを)ロスしてしまう可能性がありました。攻めていった結果、チャンピオン争いを棒に振る可能性もあるわけです」

「そういった失敗を招きそうな要素も排除しながら(突き詰めた)セットアップを目指しました。ドライビング面も同じです。タイヤの蓄熱を感じた後半セクションでは『それでも絶対に失敗しない』と自分に言い聞かせ、まるで耐久レース終盤のような丁寧な操作を心掛けました」

「SUGOでの開催は7年ぶりだったので、イベントを盛り上げたいなと思っていましたし、チャンピオンシップの面ではここで勝たないと、最終戦まで引きずるかもしれないという思いもありました。だから、ここで優勝して全日本ジムカーナのチャンピオン1番乗りを果たしたかったんです」

「また日本代表として(ジムカーナの)アジアカップにも出場しているので、そこに2018年度の日本チャンピオンとして挑みたいと思っていたので、SUGOでタイトルを決めたいという思いが強かったですね」

 全日本GT選手権/スーパーGT、そして全日本ジムカーナとあわせて通算21回の王座に輝いた山野。ここまでレースに向き合ってきた原動力は「運転がもっとうまくなりたい」という思いだという。

「その気持ちにひたすらまい進しているのが僕の人生。運転がうまくなるように努力し続けた結果、(レースやジムカーナなどで)勝てたりチャンピオンになることができました」

「だから、運転がうまくなり続けていく限り、レースを続けるだろうなと思います」

 今年10月には53歳の誕生日を迎える山野、その走りはまだまだ進化の余地を残している。


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