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国内レース他 ニュース

投稿日: 2020.11.17 11:00
更新日: 2020.11.17 11:01

2020 オートバックス全日本カート選手権 OKシリーズ 第7戦/第8戦レポート

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国内レース他 | 2020 オートバックス全日本カート選手権 OKシリーズ 第7戦/第8戦レポート

2020 オートバックス 全日本カート選手権
OKシリーズ 第7戦/第8戦

https://www.alnex.jp/kart/report/index.html

開催場所:ツインリンクもてぎ北ショートコース
開催日:2020年11月14~15日
コース:ツインリンクもてぎ北ショートコース
天候:晴れ
路面状況:ドライ
参加台数:30台

 2020年オートバックス全日本カート選手権OK部門第7戦/第8戦は、11月14〜15日の2日間、栃木県・ツインリンクもてぎ北ショートコースで開催された。

 11月のもてぎとあって、寒さも心配されたものの、日中は小春日和の暖かいレースウィークとなった。OK部門も、今大会を含めて残り4レース。シリーズ終盤でタイトル争いの行方も気になるところだ。

第7戦レポート
渡会太一、逆転で5連勝!

 土曜日のタイムトライアル。A組は完全なドライコンディション、B組は開始直前にごく弱い雨が降り出し、ウエットとはならなかったものの、タイムを出すには厳しい条件となる。そのため、トップ9はすべてA組のドライバーが占め、総合トップはルーキーの清水啓伸(DragoCorse/TM/BS)が獲得した。

 土曜日のタイムトライアル。今回は組ごとにコンディションの変化はなく、総合トップは荒尾創大(BirelART/IAME/BS)が獲得。2番手に平安山良馬(KR/TM/BS)とルーキー勢がフロントロウを獲得する。4連勝中の渡会太一(DragoCorse/TM/BS)は4番手となる。

 土曜日夕方に行われた第7戦予選ヒート。まずは荒尾が好ダッシュを見せるが、3周目に宮下源都(TONYKART/VORTEX/BS)がトップを奪い、リードを広げていく。一時、最大コンマ3秒ほどまで開いたリードだったが、徐々に荒尾がマージンを削り、10周目に逆転。しかし、そのバトルで平安山、佐々木大樹(TONYKART/VORTEX/BS)、渡会がトップグループに加わってくる。

 最終ラップ、荒尾が先頭で最終セクションへと入るが、トップ2が立ち上がりで失速したすきを突き、渡会が大逆転でトップを奪いそのままチェッカー。渡会、平安山、荒野、宮下、佐々木の順でチェッカーとなった。

 日曜日、朝のうちは寒かったものの、太陽が顔を出すと気温も上昇。前日に続き、暖かな中で第7戦決勝時間を迎えた。

 好スタートは荒尾が獲得、一方、ポールスタートの渡会は後続に押されたこともあり、5番手までポジションを下げてしまう。1周目、トップで戻ってきたのは平安山。それを荒尾、宮下、高橋悠之(TONYKART/VORTEX/BS)らが追う展開となる。平安山は後続を引き離すように周回を重ねるが、それを猛然と追い上げたのが渡会。中盤過ぎから順位を戻してきた渡会は、15周目に2番手に上がると、コンマ6秒前方の平安山を猛追。3周で追いつくと、18周目のヘアピンでインに飛び込みトップを奪う。

 その後は、渡会が平安山を引き離し独走。平安山には荒尾も襲い掛かり、25周目に逆転。渡会、荒尾、平安山の順でチェッカーとなり、渡会は5連勝を達成した。

渡会太一/優勝ドライバーのコメント

「スタートで押されてしまい、順位を下げてしまいました。その後もブロックされていたので、なかなか順位を上げられませんでしたが、3番手に上がった時点でトップに追いつくとは思っていました。いい流れできているので、この流れのまま午後にも備えたいです」

第7戦リザルト

https://www.kart.jp/wp-content/uploads/result_2020_ok_rd7.pdf

第8戦レポート
荒尾創大が初優勝!渡会太一がタイトルを獲得!

 気温も上昇したなか、第8戦のスケジュールが進行。予選ヒートでは、荒尾が好スタートでトップをキープ。宮下、渡会と続く。3周目、宮下がトップに浮上すると、荒尾、平安山、渡会を従えながら周回を重ねていく。

 8周目、渡会がヘアピンでトップに浮上するも、9周目には宮下が逆転。さらに荒尾、平安山も渡会をかわす。15周目には平安山がトップに上がり、このヒートは平安山、宮下、荒尾、渡会の順でチェッカー。渡会はタイトル獲得に王手をかけた。

 決勝、スタート前のローリングでPPの平安山がエンジントラブルによりリタイア。PP不在のスタートでは宮下が好スタートを切り、トップにつける。しかし、6周目のヘアピンでは荒尾がトップに浮上。その後、渡会も追いつき、12周目には渡会がトップに立つ。しかし、荒尾も13周目の1コーナーでインに入ると逆転。それ以降も数度順位を入れ替えるが、そのたびに荒尾がトップに返り咲く展開となる。

 後半に入ると、清水啓伸(DragoCorse/TM/BS)が2番手に上がり、荒尾がややリード。渡会も清水をかわすが、その時点で荒尾はコンマ5秒ほどリードしており、そのまま逃げ切りOKクラス初優勝を飾った。2位には渡会が入り、3位に清水が初表彰台を獲得。渡会は最終戦鈴鹿を待たずにタイトルを決定した。

荒尾創大/優勝ドライバーのコメント

「序盤は宮下選手の後ろでタイヤをキープしながら走っていました。決勝では必ずチャンスはあると思っていましたし、これまで勝てそうで勝てないレースが続いたので、勝てて嬉しいです。次回の鈴鹿は一番走りこんでいるコースなので、連勝できるように頑張ります」

2020 オートバックス 全日本カート選手権OKシリーズ 第8戦スタート
2020 オートバックス 全日本カート選手権OKシリーズ 第8戦スタート

第8戦リザルト

https://www.kart.jp/wp-content/uploads/result_2020_ok_rd8.pdf


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