日産自動車/ニスモは2月26日、2016年のモータースポーツ活動計画を発表したが、この中で千代勝正とヤン・マルデンボロのふたりが、ニッサン/ニスモのドライバー育成および支援プログラムの一環として、全日本F3に参戦することが明らかにされた。

 千代は2011年に全日本F3で、当時設けられていたNクラスでチャンピオンを獲得。ここ数年はGT3カーでのレースがメインだったが、昨年全日本F3にスポット参戦し、ひさびさのシングルシーターを経験していた。

 また、マルデンボロはGP3に参戦しており、フォーミュラの経験は豊富。昨オフはスーパーフォーミュラのテストも行っており、ふたりは「シングルシーターの経験をさらに重ねていく」ために全日本F3に参戦することになる。

 チームは2016年から新たにフォルクスワーゲンエンジンの搭載が決まっており、千代はすでに12月に鈴鹿で行われた全日本F3テストでVWエンジン搭載車を駆り、トップタイムもマークしている。

 すでに全日本F3にはトムスから山下健太と坪井翔、ホンダ系の2チームからは石川京侍、大津弘樹、牧野任祐という3人の参戦が決定している。気鋭の若手たち、そしてニッサンの実力派ドライバーたちの激突でシリーズは大いに盛り上がりをみせそうだ。

<B-MAX Racing Team with NDDP 全日本F3参戦体制>
監督:長谷見昌弘
カーナンバー22/ヤン・マルデンボロ
カーナンバー23/千代勝正
車両名:B-MAX NDDP F3

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