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国内レース他 ニュース

投稿日: 2021.08.05 11:49

iCraft 2021スーパー耐久第4戦オートポリス レースレポート

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国内レース他 | iCraft 2021スーパー耐久第4戦オートポリス レースレポート

MEDIA INFORMATION
2021年8月4日

iCraft レースレポート
スーパー耐久シリーズ 2021 Powered by Hankook 第4戦
「TKU スーパー耐久レース in オートポリス」

7月31日〜8月1日
オートポリス(大分県)
予選:晴れ/ドライ 入場者数:2,773人
決勝:曇り、霧のち晴れ/セミウェット〜ドライ 入場者数:3,732人表
TRES☆TiR☆NATS ロードスター(マツダロードスター ND5RC)金井亮忠/猪爪杏奈/岡原達也

予選2番手から一時トップも走行。勝つためのギャンブルに敗れるも、4位獲得

 2シーズン目のスーパー耐久シリーズに挑むiCraft(猪爪俊之:監督)は、激戦区として知られるST-5クラスに、マツダロードスター「TRES☆TiR☆NATS ロードスター」で参戦。日本自動車大学校(NATS)の支援を受け、学生たちがマシンを製作し、メカニックを担当するのも従来どおりである。

 前回の「富士24時間」では、序盤に一時トップを走行。その後も安定したペースで周回を重ねていたが、3番手を走行していた10時間経過後にエンジンのベルトが切れて、リペアエリアに送り込まれてしまう。それでもドライバーの機転とチームの好判断が功を奏し、短時間でピットに戻ることに成功。優勝戦線からは脱落し、また7位という結果を残すに留まったものの、ドライバー、チームとも最大の目標としていたノーミス、ノートラブルであったことで、非常に達成感を得られた一戦ともなった。今回から新スポンサーである、「株式会社トレス」のイメージカラーでマシンは彩られることとなり、イメージは大幅に一新。そのマシンで昨年、2位でゴールして初めて表彰台に上がったオートポリスで、いちばん高いところを目指す。今回はドライバー3人体制で、金井亮忠と猪爪杏奈、岡原達也での参戦となる。

公式予選
今回の練習開始は木曜日。昨年のデータがあるものの、冬から夏へと季節が変わっていることから、まずはコンディションの違いに対する、セッティングの合わせ込みが行われた。その後、スピードレンジを徐々に上げていくこととなる。セッションごとコンディションに違いがあったり、グループ2単独のセッションもあれば、グループ1との混走のセッションもあったりして、状況はそれぞれ異なるにせよ、チームベストは金曜日午前のセッションで金井が記した2分12秒733、これは予選に向けての大きな期待材料となっていた。そして、いよいよ迎えた予選は、土曜日の13時35分開始とあって太陽が真上に上がり、暑さが猛烈に厳しい状態ではあった。そんな中、Aドライバーの金井は、すぐコースインせず、しっかりクリアラップの取れるポジションを確保してから走行を開始。間もなくアタックに入り、まずは2分12秒770に、続いてのアタックでは2分12秒760と、わずかながらも短縮してピットに戻る。その結果、金井は2番手に。

 続くBドライバー予選に臨んだ猪爪も、少々タイミングを遅らせてコースイン。まずは2分1秒088を記録し、次の周には2分12秒599にまで短縮して、その時点でのトップに立つ。しかしながら、直後に上回ってきた車両もあったことから2番手となり、合算タイムにおいても「TRES☆TiR☆NATS ロードスター」は2番手につけることとなった。

 なお、Cドライバー予選においては、ユーズドタイヤを装着して決勝モードで走行した岡原は2分15秒567を記して5番手につけていた。

金井亮忠

「実はアクセルのハーフスロットルがうまく効かず、いきなり全閉や全開になってしまうトラブルを抱えての走行でした。それでも全開域ではちゃんとエンジンが吹けたので、それなりのタイムを出せました。タラレバはあるのですが、木曜日からセットアップしてきて車はすごく良い動きになってきているので、決勝は落ち着いて行けば、また良い結果が得られると思います」

猪爪杏奈

「私の時はもうトラブルは解消していて、クルマ自体に問題はありませんでした。ベストを尽くして走っていたのですが、(トップの2分)12秒2には届かなかったなって思うので、今から運転の解析をする予定です。いいレースができるように頑張ります」

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