更新日: 2022.04.16 21:07
ポルシェカレラカップジャパン2022 第1戦岡山 決勝レポート
ポルシェジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:ミヒャエル・キルシュ)とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップジャパン2022シリーズ第1戦の決勝を、岡山国際サーキット(岡山県)で2022年4月16日(土)に開催しました。
天候:晴れ 路面:ドライ 気温:18度 路面:30度(レーススタート時)
22年目のシーズン、そして911 GT3カップがタイプ992へと進化した2022年のPCCJが、岡山国際サーキットで幕を開けた。新型カップカーの速さは、午前中の予選で証明されて各クラスともコースレコードを記録。
プロクラスは昨年4度目のシリーズチャンピオンを獲得した#1 近藤翼が1分29秒092をマークしてポールポジションを獲得。2番手は2013年、2014年にPCCJ 2連覇を果たした#60 小河諒、3番手は#7 山田遼、4番手はポルシェジャパンジュニアドライバーの#91 澤龍之介が続く。
プロアマクラスのポールポジションは2017年にジェントルマンドライバーとして初めてシリーズチャンピオンに輝き2シーズンぶりの参戦となる#9 武井真司、アマクラスは今シーズン初参戦ながらプロアマクラスを上回る速さを見せた#10 MOTOKI TAKAMIがポールポジションを獲得した。
16時13分、フォーメーションラップが開始され、再び全車がグリッドに整列して今シーズンの開幕レースがスタート。ポールポジションの#1 近藤が一歩出遅れる一方で、2番手の#60 小河が好スタートを見せて1コーナーを制する。トップの#60 小河の背後にピタリと着けた#1 近藤は、ポジションを奪い返すべくチャンスを伺う。トップ2台はテール・トゥ・ノーズ状態で周回を重ねていき、11周目に周回遅れがトップ争いに絡み#1 近藤にチャンスが訪れる。
「周回遅れが絡んだときは危ないなと思いましたが、何とか近藤選手を抑えきることができました。そして最後までトップを守り切り、992カップの初レースを制することができてうれしいです。明日も連勝を狙って行きたいと思います」と、開幕戦を制した#60 小河は喜びを語る。
2位の#1 近藤は、「スタートでミスしたのが痛かったですね。その後は、小河選手を攻略するチャンスを狙っていたのですが無理でした」と悔しさを滲ませる。3位はスタートで#7 山田の前に出た#91 澤が初表彰台を獲得。「初レースで最低限の課題である表彰台を獲得できたので、これからクルマのことをもっと理解して、小河選手、近藤選手ともバトルができればと思います」とPCCJ初レースを振り返る。
プロアマクラスは、ポールポジションスタートの#9 武井がクラストップを一度も譲ることなく優勝。「レース前半は新しいタイヤの特性を掴みきれず苦労しましたが、タイヤが発熱してからは自分のペースで走ることができました。レース感も取り戻しつつあるので、今日は優勝できて良かったです」と喜びを語る。
また、アマクラスはポールポジションの#10 MOTOKI TAKAMIがスタートで総合順位を落としてしまうが、クラストップはキープ。プロアマクラスを追いかける速さを決勝でも見せ、最終的に総合7位でチェッカーを受けてアマクラスで初優勝を飾る。「課題のスタートで総合順位を落としてしまいましたが、初レースで優勝を飾ることができてうれしいです。今後は、スタートの練習を積み重ねてレースに挑みたいと思います」とレースを振り返る。
PCCJ第2戦の決勝レース(15周もしくは30分間)は4月17日(日)9時15分のスタートを予定している。各クラスポールポジションは、プロクラスが#1 近藤、プロアマクラスが#9 武井真司、アマクラスが#10 MOTOKI TAKAMIとなっている。なお、第2戦の決勝レースの模様もポルシェジャパンのtwitterアカウント(@PorscheJP)でライブストリーミング配信される。