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国内レース他 ニュース

投稿日: 2023.05.26 20:05
更新日: 2023.05.26 20:11

3年ぶりの日本レースに挑むマーデンボロー、走り慣れた富士で24時間総合優勝を狙う。ファンへのメッセージも

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国内レース他 | 3年ぶりの日本レースに挑むマーデンボロー、走り慣れた富士で24時間総合優勝を狙う。ファンへのメッセージも

 今回の富士24時間の舞台となる富士スピードウェイは、マーデンボロー自身も走行経験豊富なサーキットのひとつ。しかし、富士スピードウェイでの夜間走行は今回が初めてとなる。「木曜日の夜間練習走行で6周ほど走ったけど……ものすごく暗いなと思った! もちろんニュルブルクリンクは別格なんだけど、ル・マンやスパ(フランコルシャン)と比べると暗い印象だった。そのなかでもトップタイムを出すことができたし、今回はドライタイヤがブリヂストンに変わるから、みんなにとって初挑戦になる」と意気込むマーデンボロー。

「富士スピードウェイはよく知っているサーキットだし、チームのレベルも高い。さらに昨年の富士24時間も優勝していて、クルマも僕がドライブしたことのあるニッサンGT-RニスモGT3だ。5人のドライバーとも力強いメンバーが揃っているから、どうなるのか楽しみだ」

 もちろん狙うは富士24時間の総合優勝。HELM MOTORSPORTSにとっては2連覇がかかる大事な1戦となる。これまでも数多くの耐久レースに参戦してきたマーデンボローは「24時間レースにおいて一番重要なのはクルマを壊さないことだ」と断言する。

「もちろん戦略や燃費など、さまざまな要素が重要になるけど、一番重要なのは接触などでクルマを壊さないことだ。(スーパー耐久は)ホンダ・フィットとFIA-GT3マシンが同じコースを走ることになる。時速100km/h以上で走っているときは常に周りに目を配り、注意を払わないといけないと思っている」と、スーパー耐久ならではの混走状態を警戒している様子だ。

 さらにマーデンボローが最後に日本で走ったときは、コロナ禍の影響でサーキット内でのファンサービスもさまざまな制限が設けられていたが、今年はほぼ通常状態に戻ってのレース開催となる。これにはマーデンボローも心から喜んでいる様子で、ファンに向けて以下のように語ってくれた。

「コロナ禍に入ったとき(スーパーGTでは)最初の数レースは無観客で開催されていた。あのときはすごく寂しかった。だけど、今は通常に近い状態に戻ってきたことを嬉しく思う。特に子どもたちにとって、サーキットに来てレースの魅力に直接触れられるということは、すごく重要なことだからね」

「僕が富士24時間に参戦することを発表してから、日本のファンからすごくたくさんのメッセージをもらって正直驚いたよ。この週末はたくさんのファンと再会して、サインをしたり、一緒に写真を撮ったり、交流したいと思っている。しばらく日本を離れていたから、僕の日本語レベルが落ちてしまっているけど、可能な限りみんなと会いたいね!」

 日本では約3年ぶりのレースとなるマーデンボローだが、最後には「僕のレースキャリアの半分は日本で生まれてきたから、たくさんの思い出がある」とコメント。慣れ親しんだ富士スピードウェイで、どのような走りを披露するのか目が離せない。

2023スーパー耐久第2戦富士 HELM MOTORSPORTS GTR GT3(鳥羽豊/平木湧也/平木玲次/ヤン・マーデンボロー/ショウン・トン)
2023スーパー耐久第2戦富士 HELM MOTORSPORTS GTR GT3(鳥羽豊/平木湧也/平木玲次/ヤン・マーデンボロー/ショウン・トン)


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